こんにちは、モンブランです。
近頃は「女心と秋の空」とか「秋茄子は嫁に食わすな」といった文言はあまり聞かなくなりましたね。男女平等の観点から行くとアウトなのでしょうか。元々意味を聞いてもあまりピンと来ていなかったので、正直言って全く問題ないのですが、その代わりにもっとウィットに富んだ慣用句が産まれてくれないかなぁと思う今日この頃です。
尤も、流行語と違って慣用句になるには長く日常で使われなければならないので、新語が長生きしづらい今日では難しそうではありますが。
さて、今回はたまにはブログらしく、日記らしく、オンタイムなことを書こうかなあと思います。
諸説ありますが、今は秋です。
後夏でも前冬でもなく秋です。
秋と言えば、取ってつけたように「〇〇の秋」が数多くありますので、乗っかれる時に乗っかっておこう、「〇〇の秋」というスタイルでちょびちょび書いていきます。
1.読書の秋
オメーいつも本読んでばかりじゃねえか。というツッコミもとい事実を無視するところから始めましょう。
シャドバのグラマス登頂がようやく終わったので、読書に割ける時間が増えました。おかげで積読消化も順調です。
ちょっとだけ、最近読んだ新刊の話をしましょうか。
ベストセラー『本と鍵の季節』(図書委員シリーズ)待望の続編!
直木賞受賞第一作猛毒の栞をめぐる、幾重もの噓。
高校で図書委員を務める堀川次郎と松倉詩門。
ある放課後、図書室の返却本の中に押し花の栞が挟まっているのに気づく。
小さくかわいらしいその花は――猛毒のトリカブトだった。
持ち主を捜す中で、ふたりは校舎裏でトリカブトが栽培されているのを発見する。
そして、ついに男性教師が中毒で救急搬送されてしまった。
誰が教師を殺そうとしたのか。次は誰が狙われるのか……。
「その栞は自分のものだ」と噓をついて近づいてきた同学年の女子・瀬野とともに、ふたりは真相を追う。
直木賞受賞第一作は、著者の原点とも言える青春ミステリ長編!
前作『本と鍵の季節』も読んでいて、何となく続編ありそうだなと思っていたら本当に出ました。
引きが引きだったので、堀川と松倉はどうなるのかと思いきや、普通にコンビ再結成していました。元々一定の距離のある二人だったので、少しの歩み寄りで戻ることができたのかもしれません。
で、あらすじは上記の通りですが、題にもある通りみんなが嘘を吐きます。嘘にも色々あって、偽りを言う嘘もあれば、知っていても言わない誤魔化しもあります。結果的に一番騙されるのは読者の我々なのではなかろうか。
……ネタバレなしで書くのが難しい。王道をゆく米澤穂信テイストなので、文体は読みやすいけれど、読み方はビターです。
結末について、前作以上に突き放した終わり方なので、モヤっとした方も少なくないのではないでしょうか。
リドルストーリーとはまた少し違いますが、短編ではなく長編なので、終わりまで続けた物語の決着はもっと明確にした方が良いと思いました。
Amazonのレビューもチラッと覗いてみたのですが、展開が平坦でつまらないと言った声がありました。わからなくはないのですが、淡々とした中に潜むものを探すのが米澤さんの作品の醍醐味なので、その点ではとても楽しめる作品でした。
以上、「晴れの日も雨の日も本を読みたい。」出張版でした。
他にも、最近何故か自分の中で山田風太郎ブームが再燃していて、違う本を挟みつつまた読んでいます。
山田風太郎作品は時代小説と歴史小説の違いを明確に示してくれます。山田作品が歴史小説だったら、過去の日本は人外魔境過ぎます。史実に基づきつつ、ぶっ飛んだことをやってくれるのがとても楽しいのです。
最近読んだのはこの辺です。
『魔界転生』『警視庁草紙』も読みたいのですが、まだ手に入っていないのでまた近いうちに。
……秋らしいタイトルが一つも挙がっていない気がするものの、読む本まで無理して秋に寄せる必要はないので大丈夫。
読みたい本を読むのが精神衛生上よろしいのです。
2.食欲の秋
食べるものも量も、季節に大して左右されません。休日は一人だとラーメン屋に吸い込まれがちで、たまにポテトを食べては「加蓮」ツイートをして悦にいる。
しかし、秋は特別です。
秋はモンブランの季節。僕の季節。我が世の春いやさ秋なのです。
コンビニでもモンブラン風スイーツが多く見られ、よく食べ比べをしています。
特にお気に入りはファミマのマロンフラッペで、週3くらい?のペースで飲んでます。最近会う度に飲んでるとか言う方も居るのですが、流石に大袈裟です。通勤路にファミマがあるのが悪い。
他にも、もう終わってしまったのですが、ミニストップの蜜いもソフトも美味しかったです。
この辺のメニュー、常駐してもらえないでしょうか?
いつもあったら、いつも買いますから。
3.コロナの秋
間に挟めばシリアスみが薄れるかと企んでいたものの、そもそも秋関係ないですよね。
実は10月末に同居中の父がコロナ陽性になりまして、それに伴い僕と母も濃厚接触者になってしまいました。
当然我々は自宅待機となり、父はその日の内にホテル隔離になりました。
一番大変だったのは初日でした。家のあちこちを消毒しなきゃいけないし、外出を最低限に抑える為に買い出しをまとめてやっておかなければならないし、父のホテル隔離が決まってからその支度の手伝いもしましたし。
ホテルへの移動手段は当然タクシーは使えないので、僕の車で送って行きました。しかもその際、車を密閉空間にしないために全座席の窓を全開しなければならず、夜風をモロに受けながらのドライブは結構キツかったです。
家の消毒もどこに居たか触ったか単位で気にしなければならず、歯ブラシなども処分しました。
この一連の作業があって初日は大変だったのですが、以降は実質休暇でした。めっちゃ本読んでました。もっとゲームやっておけば良かった思うものの今となってはもう遅い。
かように呑気に過ごしていられたのは、僕も母も熱が出ず症状もなく、おまけに僕は抗原検査キットを2回やって2回とも陰性だったからです。
現在のルール上、自宅待機の期間は2、3日目に抗原検査で陰性ならば4日目に仕事復帰できることになったので、めでたく、めでたく(?)復帰しました。
ちょうど仕事が忙しい時期だったので、同僚からは「おかえり」と言ってもらった後に「地獄へようこそ」と添えられました。自宅待機を継続したくなりました。
ちなみに、父も隔離中に症状が悪化することはなく、隔離期間も終えて完全回復しています。
関係各位ご心配をおかけしました。
第8波も来ると言われておりますので、気を付けないといけませんね。
僕もようやく4回目の接種券が届いたので近日中にワクチンを打ちに行く予定です。
4.スポーツの秋
特になし。次。
5.芸術の秋
芸術で真っ先に連想しやすい絵、自分の描いた絵の話をして、何なら画像も貼ったりしてみたかったのですが、今回はありません。
久しく絵を描いていなくて、すっかり画力が退化してしまっています。
この前、デジ絵チャレンジすべくタブレット用のペンを購入したのですが、専用アプリを使いこなせず早々に心が折れてしまいました。どなたか介護していただけないでしょうか。
という訳で、紙からリハビリすること現在進行形です。
自作『兄妹シリーズ』の最新章のメインキャラを描こうかなと思っています。キャラデザは頭の中で明確に出来上がっているので、アウトプットできるだけの画力を取り戻したいです。
近日中に上げられたら良いな。
乞うご期待。
6.アニメの秋
アニメの秋というか秋アニメの話。
今期は久しぶりに視聴するアニメが多いです。
・ぼっち・ざ・ろっく
・SPY×FAMILY
・後宮の烏
ジョジョ6部はキャラクターやバトルの駆け引きは面白いのですが、いかんせんプッチが敵を送り込んでくるのが遅延行為に思えて、展開のスピード感に欠けるのが難点です。
でも見ちゃうんですけどね。「あのキャラの声優さんは誰だろう?」とか「アナスイの声そんなに酷いことになってないやんけ!」とか、面倒臭いファンムーブをしています。
とは言え、エンポリオの声が種崎敦美さんなのでそんなに心配してません。
「愛と復讐のキッス」もめっちゃ良かったし。
ぼざろは今期の覇権アニメです(断言)。
話とキャラが面白い、声優さん合ってる、音楽最高。優勝です。
ついでに、「ぼっち・ざ・らじお!」も面白くてヘビーリスナーになっています。珍しく「にじらじっ!」よりも聴いているかもしれない。
12月に発売されるアルバムもかなり前向きに購入を検討しています。とてもとても欲しいんだけど、その時期は出費が嵩むのでまだ予約に踏み切れていないんですよね。
ぼざろのお陰で毎週が楽しみです。
終わってしまった時のロスのケアは今のうちから考えておかなければならないかもしれません。原作を再読熟読すれば良いかな。
SPY×FAMILYはサザエさんのような安心感で見ていられます。
2クール目なので改めて語れることは少ないのですが、全てが上手くハマっている良作です。
強いて言えば、原作はもう少し物語を前に進めて欲しいなーと思うのですが、それはさて置き。
先日職場で先輩からアーニャアメを貰って、普通に美味しかったです。社会現象になっていると言っても過言じゃないのか、それともウチの職場が特殊だからなのか。諸説ありますね。
後宮の烏は原作小説を読んでいた流れで見ています。ぶっちゃけB〜C級のアニメだな、他に見てる人が周りに居ないな、という実感はあるものの、普通に見ていて面白いです。
ただ、作中で特殊な読み方、呼び方がされることが多い作品なので、アニメだけ見ている人には字幕がないとわかりづらそうです。
例えば、「ウレンニャンニャン」と言われても「?」となるでしょう。漢字にすると「烏漣娘娘」です。こうすれば、粗筋を理解していれば意味も通るでしょう。
原作小説は終盤にかけて物語の軸がズレていってしまったのが難点でしたが、アニメで放映されるであろう範囲は面白いと思います。
興味を引く言い方ができていないのは承知の上で、もし興味があってお暇があれば見てみてください。
さて、いかがだったでしょうか。
色々と半端な季節でも、意外と書くことがありましたね。
童謡のような、あるいは童話のような叙情的なものは沢山取り零しているような気がしますけれど、まあ良いじゃない。
俗物だって良いじゃない。
大人なんだもの。
ではでは、今回はこの辺で!