モンブランは静かに暮らしたい。

静かに暮らしたいのに、好きなことの話をすると静かでなくなってしまうブログです。

かんなづき

 こんにちは、モンブランです。
 11月は神無月とも言いまして、全国の神様が出雲大社でのサミット出席のために不在になってしまうとされている時期でもあります。逆に、島根の方では神在月なのだそうですが、考えてみればすごい話ですよね、八百万の神が一同に会するって。
 アクセスはきちんと整備されているんでしょうか? 陸海空どこの路なのかは知りませんが、人間の方が混雑しそうな時期を避けてくれているのはありがたいですよね。むしろ、逆なのでしょうか?
 会場の座席の数や配置、序列ごとの席順、整備、司会進行、スタッフ、資料の用意など、軽く考えてみるだけでも煩わしさに頭が痛くなりそうです。それこそ、神がかったレベルで統制がとられているのでしょう。


 ・・・・・・ここまでのだらだらトークからお察しいただきたいのですが、今回は雑談回です。毒にも薬にもならない度マシマシです。このブログを見守ってくれている(あるいは見張っている)神様も今は不在なので、自由にやらせてもらおう。

 えーと、まずは何のお話をしようか。・・・・・・司会に虹夏ちゃんのキーホルダーがあったので“ぼざろ”の話をしよう。

 アニメの放送から1年近く経ちましたが、コンテンツの供給が豊富ですよね。ついこの前ライブ『恒星』の円盤が発売されましたね。
 僕も買いました。いや、結果だけ言えばそれまでなんですけど、実際は結構買おうかどうか迷っていたんですよね。僕は当時現地参戦できていませんし、どころか配信すら買って視聴もしていなかったんですよ。仕事のせいでね。だから、円盤を買ったとて「当時自分はそこに居なかったんだ」と惨めな気持ちになりはしないか。そこそこ高い割に買ってもあまり観ないんじゃないか。とか何とか、結構シビアなことを考えていました。ヘビーリスニングしている“ぼざら”でも『恒星』の話が出るたびに置いてけぼりな気分を味わっていたし、観た方がいいんだろうけどぶつぶつぶつぶつ・・・・・・・・・・・・。
 迷った末に、今月の頭に出た遅めのボーナスの額で決めることにしました。
 そして、支給日に仕事が休みだったので、銀行に行って通帳をチェッ↑ク↓。

 


「ふーん・・・・・・」

 


 そんなこんなで、『恒星』のBDを買っちゃいました! やったねっ!
 特典も多いし確実にアドを取れています。ライブ本編はもちろんのこと、そこにキャストの副音声が付くのがめちゃ嬉しいです。副音声とかオーディオコメンタリーとか、大好きなんですよ、僕。他にも特典映像も盛り盛り山盛り美肌盛りなので、観るのが楽しみです。
 はい。これを書いている現在、BDをまだ1秒も観られておりません。色々アレをアレしたり、あの人がアレだったりで、時間を取れませんでした。来週の休日に期待です。
 代わりと言っては何ですが、我を育てたまいし母がぼざろのガチャガチャを買っておいてくれたんですよ。嬉しいよりも「!!??」が先行しますよね。虹夏ちゃんをバチコリとゲットしていてくれたのはもちろんありがたいのですが、どうしてもツッコミどころが無限なんですよ。
 そもそも、僕がぼざろを好きな話は若干はしていたんですけど、ある日突然家のレコーダーを見たところ、僕が観ていないはずなのに録画したぼざろアニメを直近で誰かが観ていた形跡があったんですよ。一番疑わしきかたに訊いたところ、8話まで観たとの回答をサクッと得られました。喜多ちゃんが一番お気に召したそうです。・・・・・・。・・・・・・・・・・・・。
 あのかた、別にオタクじゃないんですよ。面白い物語に対して門戸が広いというか、つまみぐいが上手いというか、理解がありすぎて怖いというか、そういうアレなんです。
 えーと、その、いつもありがとうございます。でも、喜多ちゃんの好きなところが「陽の中に秘められてそうなヤバさ」なのはどうなんでしょうか。可愛さとか声とかじゃないの、普通?
 話を戻そう。
『恒星』円盤発売日だからなのか、ぼざらの最新回の交代制パーソナリティーが長谷川育美さんだったんですよ。よっぴと揃うと、本当に仲が良い女子同士のしょうもない話をしはじめるので面白いんですよ。はせみ回はハズレがない。というと語弊があるな、誰が来てもぼっち回でも面白いし。キャスト陣の仲の良さが伝わって良いですよね。
 新車にBluetooth接続して通勤時にも聴いております。めっちゃ聴いております。何なら音泉じゃないほうも聴いてます。はーい、誰々ですとか、どうぞなんちゃらとか、HOOOえほんえほんとか、わらz・・・・・・とか、具体的に何とは申し上げませんが、まあ時々ね。
 多忙な仕事でささくれた精神を癒やしてくれる憩いです。
 いつかメール送りてえなとは思うんですけど、叶わぬまま今年の終わりがひたひたとすぐ側まで這い寄ってきています。来年の抱負とかにしようかな。覚えていれば。
 そう。言ってて思い出したんですけど、今年が終わるまでもうふた月もないんですよ。怖すぎるでしょう。目の前の仕事をちぎっては投げちぎっては投げを繰り返して、かと思えば本は相変わらず読みふけったり、生気が感じられないと称されるような昼寝したりとかやっていたら、もうこんな時期です。人間的成長がないどころか、部分的には退行していそうなものなのに、時ばかりが過ぎていく。あ、でも、新車ヤッホイで減った懐は、前の車買える分くらいは回復しました。
 まあ、ちゃんとした振り返りは来月やるつもりです。先に立たない後悔はするもんじゃないけど反省は大事。失敗を糧にして何事も慎重に、石橋にバズーカを放ってその隣の橋をジェット機で渡りましょう。
 ちょっと何言ってるかわからなくなってきたので、カオスが極まる前にそろそろ無理にでも締めましょう。とりあえず、

 

・『ぼっち・ざ・ろっく!』は依然最高。
・『薬屋のひとりごと』にドはまりして、漫画版を大人買いした。
・『エグゼアドコレ』を散々やった後の『ホグワーツ・レガシー』でギャップがすごい。
・今読んでいるのは『フェルマーの最終定理』。

 

 以上のことだけ覚えてお帰りください。
 それでは、今回のブログはここまで。お届けしましたのは、モンブラン・ウィリアムズ(『ホグワーツ・レガシー』での名前)でした!

 

 センキュー!

秋かもしれない。

 こんにちは、モンブランです。

 雨を幾度か経て「夏?猛暑?何言ってるんですか知りませんよそんな人」とでも言わんばかりに、急激に秋へと切り替わりましたね。

 ただ、秋というのは色々と半端な季節で、日によって暑かったり寒かったりとムラがあり、それでいて夏や冬のような名物はない。「〇〇の秋」とか殊更に言っていることからも、それが窺えます。「〇〇の夏」や「〇〇の冬」だなんて、わざわざ言いませんもんね。ちなみに、春は色々と慌ただしいのでノーカンで。

 さて、ここまでアンチ秋みたいなことばかり言ってきましたが、実際のところはそんなに嫌いじゃないんですよ。むしろ、アンチ湿気なので少し前までの気候の方がつらくて嫌だったまである。

 みんな秋くんの悪口を言うのやめなよ!

 秋くん、大丈夫だよ。心配しないで。一緒に君の良いところを探してあげるから。

 戯言はさて置き、ここ最近の日常をつらつらと書いてみましょう。

 

 

 

 

・天久鷹央シリーズがレーベルをお引っ越しした話

お前の病気(ナゾ)、私が診断してやろう。

200万部突破の大人気シリーズ、第一弾!
新カバー×書き下ろし掌編収録の完全版!!

天久鷹央。天医会総合病院、
統括診断部の部長を務める彼女は、
明晰な頭脳と圧倒的な知識で、あらゆる疾患を看破する。
そんな天才医師の元には各科で「診療困難」となった患者が集まり……。
原因不明の意識障害。河童を目撃した少年。
人魂に怯える看護師。
その「謎」に秘められた「病」とは? 
現役医師が描く本格医療ミステリー、ここに開幕!
書き下ろし掌編「蜜柑と真鶴」収録。

 懲りずに本の話です。

 この天久鷹央シリーズは以前は新潮文庫nexから刊行されていましたが、今月から実業之日本社文庫で改めて刊行されることになりました。……明言はされていなかったけれど、担当編集が新潮社を退社したことが関係していそうだなぁと思いつつ。

 知念実希人さんの作品は、特に天久鷹央シリーズがそうなのですが、日常の謎のようなトリックに疾患や薬剤の作用などが使われています。医療ミステリの分野では『チーム・バチスタ』シリーズなどでお馴染みの海堂尊さんなどが有名ですが、知念さんは謎や不思議を医療に落とし込むのが上手く、より医療ミステリを一般読者にとって身近な存在にさせた方だと勝手ながら思っています。

 僕が天久鷹央シリーズを知ったのは、装画を描いているいとうのいぢさんきっかけでした。昔からのいぢ絵大好きですからね。それで手に取ってみたらとても面白く、買わずに借りていたとは言え、これまで全作読み続けてきました。

 キャラが立っていて話のテンポも早いので、すぐに読めます。時間のない社会人にも優しい読みやすさです。

 今まで買うタイミングを逃し続けていたのですが、完全版の刊行をきっかけに買い集めることにしました。

 シリーズと銘打っているものの、作品ごとにストーリーが独立しているので、もし少しでも興味を持たれた方は1巻の『天久鷹央の推理カルテ』だけでも、ぜひぜひ読んでみてください。

 もしくは、時系列が最も古い、来月刊行の『スフィアの死天使』もおすすめです。

 

 

・新車のタイヤが購入1ヶ月でパンクしかけた話

 

 前回のおブログでも書いたように、新車を購入しウッキウキだった僕を悲劇が襲いました。

 一昨日の朝。いつものように、鬱々と早朝出勤して会社の駐車場に車を停めると、車の左下側面から野良猫が飛び出してきました。びっくりして車を降りて、猫が飛び出した場所を見に行ったのです。当然ながら去って行った猫の姿はなかったのですが、代わりにタイヤの異変を発見しました。

f:id:Monbran:20231020202516j:image

 明らかに刺さっていたら不味いものが刺さっていました。

 当時は空気が抜けている様子は見られなかったものの、パンク手前の非常によろしくない状態です。

 ただ、出勤前の時間がないタイミングだったので、とりあえずそのまま出社。休憩時間にディーラーの担当の人に電話を入れて、自走可能であれば、ディーラーまで運転して行って修理をしてもらうことになりました。

 上司に相談してその日は定時で仕事を上がらせてもらい、バーストのリスクで冷や冷やしながらも、何とかディーラーまで自分で運転して車を運ぶことができました。

 診てもらったところ、交換せずに修理剤での修理が可能だということなので、ここでようやく一安心。

 かかる額がだいぶ変わりますからね。

 修理剤ならば2000円程度で済みますが、交換ともなると数万円かかります(タイヤ交換は単品ではできず4つ全て交換しなければならないため)。

 耐え。マジで耐えました。

 まだ1ヶ月点検をクリアーしたばかりで、蝶よ花よと愛でつつ大事に乗っていたのに、とんだ災難でした。

 今回は修理で済みましたが、もし同じタイヤにまた釘が刺さったら、今度は交換不可避です。

 気をつけながら、お祈りしながら、今後も愛車REXりんを運転したいと思います。

 ちなみに、これを読んでいる方で、もしもタイヤに釘が刺さっているのを目の当たりにしたら、絶対に抜いてはいけません。空気が急激に抜けたりバーストしたりする恐れがあります。

 僕の場合も、皮肉にも刺さった釘が栓代わりになって空気が抜けずにいたそうです。

 やっぱり耐えていた。

 

 

アイデンティティ崩壊の危機

 

 秋の美味の一つとして、やはりモンブランは欠かせませんよね。

 モンブラン好きを自称し、ハンドルネームやらプレイヤーネームやら、果てにはペンネームにまでその名を冠する男。

 モンブランと申します。

 しかし、そのアイデンティティが今崩壊の危機にあるのです。

 ぶっちゃけた話、ここ最近モンブランを食してねーのです。

 全国的に最も世に出され最も食べやすい時期であるというのに、モンブランモンブランを今季まだ食べていないのです。

 これは由々しき事態です。

 クレープはここ最近だけでも4つくらい食べているのに。

 クレープってさ、美味いよね。

 もうクレープって名乗っちゃおうかな。

 ブログのタイトルも改めちゃおうかな。

 これまで『モンブランは静かに暮らしたい。』をご愛読いただき、誠にありがとうございました。

 次回から『クレープは静かに暮らしたい。』をお楽しみくださいませ。

 ……………………なんて事態になりかねないので、近日中にモンブランを食べたいです。

 いや、その、アレだよ、違うんすよ、好きだから逆にハードルが上がって敬遠しちゃうというか何というか、ね……。

 あはははは。ははは。

 

 

 という訳で、いかがだったでしょうか。

 今回、本当は「晴れの日も雨の日も本を〜」を書こうかと思っていたのですが、自分の中であまりに新車のタイヤのことが印象的だったので、こういう形でお届けしました。

 代わりに、作品リストだけ出しておきます。

 

 

 全部を紹介できていた保証はありませんが、少なくとも『前人未到』の話はしていたと思います。これを書いている今もまた読み返したくなるくらいに面白い対談集でした。AIの話も中々に興味深かった。刊行当時は七冠でしたが、藤井先生、八冠達成おめでとうございます。

 

 そんなこんなで、ブログのタイトルも変わらず、今回はこの辺で!

ドライブ・マイ・ブルー・カー

 こんにちは、モンブランです。

 9月もそろそろ下旬。夏も終わり、紅葉の映える過ごしやすい季節になりましたね。忙しかった仕事も落ち着いて、自分の時間をどう使おうか迷ってしまうくらい……。

 嘘です。大嘘です。まだまだクソ暑いし、仕事もクソ忙しいし、やりたいことは多いのに時間も体力もなくて嫌になっちゃいますよ全くもう。

 愚痴りたいことは無限にあるけれど、今回のブログは違うんだ。人生最大級にドヤりたいんだ。

 こちらをご覧ください。

 

f:id:Monbran:20230921195654j:image

 

 新車を買いました‼︎ドンッ‼︎

 

 流石に現物の写真は貼りづらかったので、注文書の写真です。車種と色はこんな感じです。

 カッコいいですよね素敵ですよねありがとうございます。

 納車したのは今月の中旬頃だったのですが、成約したのは今年の3月下旬でした。当時は諸般の事情により納車までに時間がかかってしまって、ようやく新車との対面を果たせたのでした。販売店に支払い済みにも関わらず店が潰れて納車されない、というニュースをつい最近見て、我がことのように不安にさせられました。ウチの子は無事に手元に届いてくれて本当に良かったです。

 車を買うにあたって「大き過ぎる車はやめておきたい」「軽自動車はムリ」「予算は2〇〇万円くらいで」「車高が高い方が良い」「パワーは欲しい」「燃費は良いよなぁ?当たり前だよなぁ?」などの条件というかワガママがあったのですが、ちゃんと探せば応えてくれる車が見つかるものですね。

 ネットでいくつか車種を絞ってから、実際にカーディーラーで実物を見せてもらったり試乗させてもらったり仮の見積書を出してもらったり。

 その際にもう、自分の本命の車は今のものに決めていました。

 2度目の来店で勝負。

 しかし、積極性を見せてしまうと足元を見られてしまうので、「数ある候補のひとつに過ぎませんよ。良い条件で出してくれないと他所に行っちゃいますよ」という姿勢で挑みました。

 さらに他所の見積書をチラ見せすることで、「もっと勉強してもらえませんか?」という脅しもといお願いができました。複数のディーラーに行ったことは決して無駄になりませんでした。

 あとは最初は高めのグレードで出してもらってから、後から下げても良い部分のグレードを下げていくことで、「これを下げるから額もこのくらい下げて」という交渉もできたのです。

 結果、最初に提示された額よりも約30万円安く新車の購入ができました。事前の準備がものを言いました。

 ……成約後に店長と整備責任者からの挨拶があったのはビビりましたが。自分よりも遥かに歳が上で立場もある人に慇懃な姿勢をされると怖いです。僕は神様じゃなくてお客様に過ぎないんですから。納車時も同じイベントがあって、そちらはあらかじめ構えていたので動揺せずに済んだのですが、とは言え慣れねえ。

 ただ、自動車くらい高い買い物になると、そんなものなんでしょうかね。偉ぶる気はないですが、今まで支払ったことのない規模の額でしたし。銀行での振り込みもATMでポチポチできなくて窓口で書かなきゃいけなかったですし。初めてでしたよ、そんなの。

 そういった経緯もあり、新車への期待はひとしお。実物を目の当たりにして、運転席に乗り込んだ時には担当者がいる手前平静を装っていましたが、内心テンション爆上がりでした。最高にハイってやつでした。同時に6年近く乗った車とのお別れでもあったというのに、薄情にもニッコニコでした。

 ピッカピカの車に乗れることもそうですが、自分でこんな立派な車を買えるようになるくらいに、お金を稼げる社会人になれたんだな、と。

 ゴールとまでは言わないまでも、チェックポイントを1つ越えた感がします。

 冒頭でも申しました通り、仕事が忙しい中でも、自分の車のもとに立つと「カッケー!」「ふーん……」「蒼いね」と、気持ちが元気になれます。

 大事に乗るので、どうか長い付き合いになりますように。

 締めの挨拶もめんどくさいので、今回はこのままさようなら。

 俺はコイツと旅に出る。

なつななつ

 こんにちは、モンブランです。

 ほぼほぼ仕事に追われていたら、8月ももう下旬になっていました。愕然としています。こんな体感速度で夏休みが過ぎたら、ちびっ子たちは絶望してしまうでしょう。そうなっては可哀想なので、夏休みが全くなかった僕が代わりに絶望しておきます。

 が、己を可哀想に思うことほど可哀想なものはない。楽しかったことや心動かされたこともあったはず。労働という名のゴミみたいな時間を掻き分けて思い出してみましょう。

 

 

 

 

1.モンブランツアーズ第2回

f:id:Monbran:20230824213843j:image

 仲良しの大学時代の先輩と後輩を地元に連れ込み、色んな美味い店にお連れした。食い倒れの旅である。第1回は後輩1人で今回は計2人。車に乗せれば1人も2人も大差ない。なんてことはなく、気の遣い方も変われば連れて行く場所も変わるので、共通していたのは観光らしい観光をさせていないことくらいだろう。

 ただ、自分含めて皆学生時代と人格、嗜好、それに芸風も変わっていない。懐具合に余裕のできた大学生みたいなものだ。お陰で近況を聞きつつ話しつつも、付き合いやすいままだった。このように有難い関係性は今後も大事にしていきたい。

 ツアーズ第3回とユーフォ3年生編アニメが待ち遠しい。時期が決まっている後者は特に。

 

 

2.森博嗣さんのVシリーズ読了

 

著者の手がけた推理小説シリーズの2番目にあたる。シリーズ名の由来は、シリーズの探偵役である「瀬在丸紅子(Cezaimaru Venico)」ファーストネームのイニシャル、Vに由来する。作者の森博嗣は本シリーズのコンセプトとして、シンプル、シャープ、スパイシィのSSSを掲げている[1]。

本シリーズは登場人物の1人保呂草潤平が、友人である瀬在丸紅子、小鳥遊練無、香具山紫子らと遭遇した事件を回想として記述するスタイルをとっており(但し三人称で記述されている)、各作品冒頭でその旨が読者に対して明示される。警察関係者をはじめとする登場人物が事件について悩んでいる最中、保呂草は真相を先んじて知っている、推定しているが黙している場合が多い。探偵役である紅子が、その頭脳で完璧に事件を解決して皆に解説するという流れである。

登場人物の心理の揺れや、関係性の変化が目立つ装飾が多くなされているが、その分、小説としての構造やトリックはオーソドックスなものに意識的になされている。また設定の斬新さ・特異性が特徴の1つとされるS&Mシリーズと対照的に、安普請のアパートで生活する登場人物、資産家の大学教授、避暑地や豪華客船で起こる事件、などレトロな印象を与える設定が散見される。(Wikipediaより)

黒猫の三角』から『赤緑黒白』の10冊をようやく読了。他の本を挟んだり、そもそも読書時間が取れなかったりで、読み終えるまでに結構かかってしまった。やっぱり労働が悪い。

 このシリーズは丁寧に作られた王道ミステリを魅力的なキャラクターたちが彩るという、僕の理想のような物語だった。

 どのキャラクターが好きかと訊かれたら皆好きだと答えられる。一番を強いて挙げるならば、語り手の保呂草だろうか。三枚目ではないが、程よく抜けていてスマートで乾いているところが良い。

 森博嗣さんのシンプルかつロジカルな文章が読みやすいので、隙間時間に読むのにも良い。

 いつもリターンは期待していないが、言うだけ言ってみる。面白いよ。マジで。

 

 

3.『君たちはどう生きるか』を観てきた

 

 宮﨑駿監督最新作を観に、上映初日に映画館へ足を運んだ。『風立ちぬ』を観に行ったのが高校生の時だったから、嫌でも時の流れを感じる。10年。その間に盟友・高畑勲監督、色彩設計保田道世さんも亡くなってしまわれた。しみじみとしつつ、予告皆無の結果Twitterで巻き起こった大喜利大会に苦笑しつつ、オラ、わくわくすっぞ!

 ってな感じで観てきた。すごかった。高齢になっても尚、宮﨑さんの才能は全く枯れていなかった。今までの作品のエッセンスを感じさせつつ、新しい映像表現と、先が気になるような展開の運び方が素晴らしかった。年齢を考えると、今作こそは長編監督作の最後になってしまうのだろう。とても惜しいが、死ぬまで何かを描かずにはいられない方だと思うので、異なる形でもまた新作を1ファンとして期待したい。

 おまけに。この映画の原作は吉野源三郎著の同名作と思われがちだが、劇中で主人公がそれを読んだシーンが僅かにあるのみで、実際にはアイルランドの児童文学が基になっている。

 

 

 後日入手して読んでみたところ、確かに映画との共通点が多かった。主人公が幼くして母親を喪い、すぐに父親が再婚し、新しい母親と生活環境になかなか馴染めないところは全く同じだ。映画ではさらに宮﨑監督の自伝的な要素が混在している。だが、そのような予備知識がなくとも楽しめる映画だと思う。

 劇場で観られて良かった。時間があればまた観に行きたい。

 

 

 

 

 さてさて、いかがだったでしょうか。

「ななつ」と言っておきながら「みっつ」だったじゃねーか!

 というツッコミは甘んじて受け入れましょう。あとの4つは諸事情によりカットしました。何もかもを晒す訳ではないのです。

 どうしても気になる方は僕を直接ひっ捕まえて尋問してみてください。そこまではしない優しい方は想像の翼をはためかせてください。どちらの層も存在はしないでしょうけれど。

 

 次回のおブログは来月納車予定の新車の話になると思います。できたら良いな。できなかったら違う話をします。乞うご期待。

 ではでは、今回はこの辺で!

『兄妹シリーズ』全編あとがたり

 こんにちは、モンブランです。

 梅雨が終わっているんだか終わっていないんだかよくわかりませんが、湿気と暑さが不本意ながら身に沁みている今日この頃、皆様におかれましては、いかがお過ごしでしょうか。

 地球温暖化が騒がれ始めて、もう何年経ったのでしょう。年を追うごとに暑さが増しているのを見ると、お天道様から「そら見たことか」と言われているようですね。そらだけに。

 そんな戯言はさて置き、『兄妹シリーズ』が半月くらい経ちました。今は今で色々やっているのですが、執筆関係のあれやこれやを日々の中で一切やらないことへの違和感が、未だに拭えません。

 連載をしていた頃は書くことが面倒くさくなる時もあったくらいなのに、いざ書かなくて良くなるとまた書きたくなる感覚。矛盾。何なんでしょうね、これ。

 そんなモヤモヤもあり、作中で書き切れなかった裏事情もありありなので、あとがきみたいなものを書いてみたいと思います。

 ドンッ!

 

 

 

1stシーズン

 そもそもシーズンという括りすらなかった頃。初期中の初期ですね。アナ雪を時事ネタに使っていた時期です。

 兄妹の話を書こうとしたきっかけは、当時放映されていた某さすおにアニメでした。今となっては、“俺TUEEE!”系の走りになったラノベ界における史的価値のある作品だと思いますが、当時はあまり好きじゃなかったんですよね。妹役の声優さんは大好きだったんですけど、あの妄信的なブラコン感が気持ち悪かったと言いますか……、そんな感じでした。

 ならば、自分の理想は何だろうか。それを実際に形にしたのが、「優しい雨」という短編でした。

 高校の時に書いていたキャラの子どもという裏設定もあってか、自分でもかなり気に入ってしまったので、幼馴染キャラも追加して、さらにはもっと話を引っ掻き回してくれそうな、“あのキャラ”までも書いてしまったのでした。

 雲居香純ちゃんは、当時〈物語〉シリーズ忍野扇ちゃんが好きだったので、自分でも押しが強い慇懃無礼後輩キャラを書きたいという欲望のもと生まれました。

 ただ、全く同じにしても面白くないので、初めて設定をしっかり考えて作りました。結果、後になって重過ぎる可哀想過ぎると思い、香純ちゃんを幸せにするという目的が、途中から書くモチベーションの一つになって行きました。

 僕の好きなSF(少し不思議)的な事件も交えつつ、物語を締めようと思っていました。

 思ってはいました。

 

 

2ndシーズン

 気分転換に水着回を書きつつ、まだ書ける余地があるんじゃあないかと思い始めました。

 1stシーズンでは兄と香純ちゃんを掘り下げましたが、優雨の方がまだだったな、と。

 この頃から『小説家になろう』での電子連載を始めたと記憶しています。優雨(年下キャラ)の逆を行く日和おねーさん(年上キャラ)にご登場いただいたことで、めちゃくちゃスムーズに書けました。

 書き終えたところで、「次は何を書こう」と思い始めたあたりから、完全にシリーズ、長期連載化を意識しだしました。

 一晩使って〜5th、finalシーズン、エピローグまでのプロットを作り上げ、書く当時のフィーリングも大事にしつつ、このプロットをなぞる執筆を完結まで続けていくこととなるのです。

 

 

インタールード

 今後の展開の下準備として設けたインタールードです。この辺りで付き合いで読んでくれていた大学の友人からも、卒業を機に読まれなくなります。うん、それは良いや。とにかく、本編をかなり意識した番外編です。

 一番最初の「ゆうフレンズ」は、主人公兄妹たちレギュラーメンバーを外側から見られるキャラが欲しくて、優雨の同級生の海野雪水ちゃんに登板してもらいました。

 やれやれ系ダウナーラノベ好き少女。以前から挑戦したかったキャラをお試しで書いたところ、かなり気に入ってしまい、使い切りの予定が準レギュラーにまで昇格した大出世キャラです。

 あとは、香純ちゃんと家達さんの再会、兄妹誕生秘話、実験的挿話的な。

 寄り道なようで、本筋から逸れていなくて、でもやっぱり余計なこともたくさんしていました。

 とってもたのしかったです。(作文)

 

 

3rdシーズン

 2ndシーズンの最後で仄めかしていましたが、主人公は香純ちゃんの義弟の雲居夕霧くんです。ちなみに、夕霧くんの両親にして、香純ちゃんの伯父叔母の雁夜さん、葵さんも皆んな『源氏物語』からいただいています。源氏における夕霧は、その血の運命(さだめ)とも言うべきか、幼馴染同士の純愛を自分で台無しにしたガッカリボーイなのであんまり好きじゃないんですが、雲居夕霧くんは良い子です。

 小学3年生ながら姉の影響もあってとても賢く、行動力と直向きさを持ち合わせていてくれたお陰で、きちんと主人公を務め上げてくれました。

 この章の目的は、香純ちゃんの家族の問題の解決と、ラスボスのラスボスっぽさのチラ見せ。1stシーズンでは前向きにはなっても根本的な解決はし切れなかったので、将来的に香純ちゃんに大活躍してもらうべく、後顧の憂いを断つ必要があったのです。

 夕霧くん、本当にありがとうございました。

 夕霧くんは夕霧のようにはならないのでご安心ください。

 

 

4thシーズン

 沖縄での修学旅行です。

 ……修学旅行と言えば奈良京都が王道なんですが、僕自身が修学旅行で一度も行ったことがないんです。経験した修学旅行の方が書きやすかろう思い、自分の中で最も楽しかった、中学の修学旅行で行った沖縄を舞台にしました。

 本編のエピソードも、キジムナーもどきのククル関係以外はほぼ実話です。書いていて懐かしい気分になりました。

 4thシーズンでは、高校生らしいイベントをさせつつ、ちょっとずつ人間関係を前に進め、ついでに最終決戦に使える伏線を仕込む魂胆がありました。計画通りでした。がはは。

 

 

5thシーズン

 最後の日常編です。finalシーズンではシリアス続きなので、完全に肩の力を抜いて書ける最後の章でした。と言いつつ、書くべきことが盛りだくさんでした。プロットから箇条書きを引用したものが以下の通りです。

・晴輝をいい加減吹っ切れさせる←SAO的なゲームでドラクエ的な冒険させよう、ゲームは人の本性が出がち

・咲良ちゃんと香純ちゃん、それぞれクリスマス前後に告白。香純ちゃん勝利。

・負けヒロインのフォロー。世界のサクラ・ハヤマへの道。

・年末。井坂文弥登場。finalへ。

 目的や方針を書き出すなら、このくらい簡素な方が良いんですよね。派生はあっても軸はブレない。

 ……。書いていて思い出したのですが、この頃、めちゃくちゃ感想を書いてくれる読者が居ました。滅多にないことなので、丁寧に返信したところ、1話ごとに感想まで書いてくれました。ありがたいことだったのですが、一方でTwitterでの絡まれ方が面倒臭かったんですよ。「インターネットストーカー」という言葉がしっかり来ました。老若男女問わずしつこい人は嫌いなので、ブロックしたところ、finalシーズン大詰めの直前で感想が書かれなくなりました。何だったんでしょうね、アレ。

 

 

finalシーズン

 気を取り直して、finalシーズンを語りましょう。シーズンと言いつつ、Part.1〜3まで分かれています。

 僕自身の話になってしまうのですが、今まで読んだ本の中で衝撃を受けた作品のひとつに『涼宮ハルヒの消失』がありました。自分ひとりを残して日常が書き換わってしまう怖さ、今まで当たり前にあったもののありがたさの再確認、日常を取り戻す覚悟と決断。

 finalシーズンでの最終決戦は、確実に『涼宮ハルヒの消失』の影響を受けています。自覚アリです。ついでに、スティーブン・キングの『ダークタワー』の影響も否めません。勿論、真似だけしても僕が書く価値はないので、ある大仕掛けも組み込みました。……途中まで書いてみてあまりにアンフェアだと思ったので、急遽香純ちゃんに『アクロイド殺し』のタイトルと共にヒントを出してもらいましたが。

 最終章でキーになるのは、3rdシーズンで脇役で登場した、水川家メイドの晶さんです。元々ここでの出番を想定した上で、3rdの時点で初登場してもらっていました。「年齢不詳」の文言が若々しさの表現に留まらず、本当の意味での年齢不詳、覚えていられないほど長く生きているとは誰も思うまい。

 しかし、初登場からかなり期間が開いてしまっており、感情移入してもらうのは難しい。そこで、新春番外編と題した挿話により、晶さんの過去と現在、ついでにシリーズ終盤を引っ掻き回してくれた蓮生司炎伽の参加を描きました。蓮生司炎伽については後述。晶さんは長生きの為に人格をシンプルに作り上げていたので、基本忠義の人で、茶目っ気は炎伽から影響を受けているのかもしれません。

 finalシーズンでは日常に回帰してから、香純ちゃんから“絶対記憶能力”を取り上げつつ緩やかに終わりを迎えました。

 僕が高校生の時に書いていた、“才能(ギフテッド)”という異能みたいな概念を、最終盤に再び採用しました。『兄妹シリーズ』は言葉の応酬をメインにしたかったので使うのを避けていたのですが、曖昧なものを失くすよりも展開としてわかりやすいかなーと。いや、この物言いからしてわかりづらいんですけど。

 兎にも角にも、“絶対に忘れない能力”というのはやはり負担が大きいので、大人になると共に解放してあげたいという親心みたいな。彼女自身能力を疎ましく思う一方で、思い出に支えられていた面もあったよねという意地悪もしつつ。

 もう一点、兄妹に新しく弟妹が生まれることも、プロット通りです。未来への展望も残しつつ、兄妹たちの物語を終えたかったんです。締めるところは締めて、新しい物語を始められる余地を残しました。

 

 

Nextシーズン

 新しい物語というか新しいシーズンなんですけどね。

 主人公はfinalシーズン終了直後に生まれた、寺井美空ちゃんです。

 物語は彼女が女子高生になった時点なので、だいぶ未来の話になります。世代交代もしているので、兄妹たちはみんな大人になりました。

 実はNextシーズンは着手する時点で、具体的なプロットが全くない状態でした。事前に用意していたのは美空の何となくの人物像のみ。

 おまけに既存キャラは基本ゲスト出演のみという縛りを設けていたので、実質新連載を始めるようなものでした。

 美空は、歌唱力・絶対音感・人の声から考えていることを正確に読み取れる、作中一の美少女、というスペックなので、芸能関係に進むしかない。

 しかし、地方の町の少女がテンポ良く芸能界に進むにはどうしたら良いか。考えて真っ先に浮かんだのは、スカウト、延いてはアイドルマスターシンデレラガールズのようなステップアップストーリーでした。

 そこで、プロデューサーたる人物を用意しました。展開の早さと都合の良さには胡散臭さがある。しかし、敵ではなく一貫して美空の味方になる人物なので偽悪的なだけ。彼には彼なりの業を背負ってもらう。という連想ゲームの末に出来上がったのが、黒子晋作です。

 あとは、事務員さんも必要ということで登場させたのは、百地利奈さんです。……完全に言葉遊びですね。デレマスの千川ちひろさんが元になっています。マスタートレーナーならぬ松田麗さんもそう。キャラメイクがデレマスにおんぶに抱っこに肩車です。

 ただ、美空のずば抜けた“才能”は“よくないもの”を惹きつけそうだとも思い、“才能”を狙う魔物のような存在と、彼女を守る異能の持ち主として蓮生司炎伽に転生してもらいました。伝奇要素です。

 経緯は彼女自身が作中で全て語ってくれているので割愛するとして、彼女の転生は、強力過ぎる“才能”ゆえに死んでも死に切れなかった彼女への救済措置でもありました。豪快かつ繊細で寂しがり屋ですからね。

 炎伽を絡めることで、伝奇ストーリーの内容もより具体的に固まり、美空の物語の収束に向かえました。

 何者にもなれなかった美空が、“才能”を花開かせ、誰かに何かを与えることができるようになること。

 ストーリーを組み立てる途中でNextシーズンの目標も決まり、大舞台に立つと共に、身の破滅も厭わず黒子に徹しようとした人物を救うことが出来ました。

 立派な主人公になれたところで、Nextシーズン、新世代の物語の幕を閉じたのでした。

 

 

オフシーズン

 パーフェクトに書き手側の都合だったのですが、文字数と話数をキリ良く終えたいが為に、4話だけ継続しました。

 書き切れなかった“その後”の話もありましたし、大人になった兄妹たちレギュラーメンバーも書きたかったんですよね。特に咲良ちゃんの扱いが雑だったし。

 晴輝と香純ちゃんの子どもの双子(陽羽と羽月)も、短いシーンではありますが、書くことができて良かったです。

 陽羽は、優雨をベースに香純ちゃんの賢さとシスコン要素を増しました。

 一方、羽月は、最近アツい『ぼっち・ざ・ろっく』の後藤ひとりの超コミュ障ぶりをベースに、超シスコン要素を増して出来上がりました。書くことはなかったのですが、怒らせたらヤバいのは羽月の方です。やっぱり香純ちゃんの子なので。

 そしてやっぱり、真の最終回は緊張感なくグダグダな感じで終わりました。キャリアを積んで、ちゃんとしたもの以外書けなくなっていたので、苦痛を強いられる作業でした。嘘です。めっちゃ楽しかったです。最終回っぽいことは、直前の香純ちゃんのヨーロッパ旅行でやってくれたので、最終回では初志の如き自由さで書くことができました。

 物語としては終わってしまうけれど、彼らの日常は続いていく。ひょっとしたら、また彼らの日常を書く機会があるかもしれない。そんな可能性を残しながら、『兄妹シリーズ』は幕を閉じました。

 ……具体的には、双子を中心に新しく書けそうな気がしているのですが、今のところは全くの未定。束の間の(?)休息です。

 

 

 

 

 

最後に

『兄妹シリーズ』に登場するキャラたちは全員濃い。風景同然の人物を書くことに不毛さを感じて、『兄妹シリーズ』は全員が主人公になれるくらいの個性を持っていました。現に語り手は頻繁に交代しており、3rdシーズンに至っては丸々小学3年生に委ねる始末。適当なキャラをピックアップしてスピンオフを書こうと思えば、いくらでも書けたでしょう。

 しかし、彼らも僕もちょっぴりくたびれました。いくらかの掲載の遅れはあれど、約9年休みなしに書き続けたので、キレが落ちてマンネリ化させてしまうのは誰の為にもなりません。終われる時にスパッと終わろう。

 終わりと始まりを繰り返すのが世の常なので、またきっと新たな始まりが訪れるかもしれません。マジな話、いくつか短編を形にしてから、今度は入念な準備をしてから連載を始めたいです。予定は未定でも望みくらいはあります。気長にお待ちください。需要があるならば。なくても。

 その時が来るまでは。

 さようなら、全ての『兄妹シリーズ』!

 

 ではでは、今回はこの辺で!

お誕生日様でした。

 こんにちは、モンブランです。

 暑い日が続きますが、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。

 わたくしは高い湿度が苦手な体質でございますので、1年で最もデバフがかかっております。

 生まれた季節なのにね。

 

 

 季節どころか、昨日お誕生日でした。

 またひとつ歳を取ったのですが、自分自身には全く変化がありません。

 成長もなければ、退化もなく、良くも悪くも現状維持です。

 終わり。

 

 

 

 

 

 

 というのも味気ないので、今年あった重大イベントを軽くピックアップしてみましょう。

 

 

1.新車を買いました。

 はい、新車を買いました。

 元々中古の車に6年ほど乗っていたのですが、そろそろガタが来始めていたので、修理費用のかかる不備や、バッテリー、タイヤなど交換にウン万かかるものに寿命が訪れる前に、買い替えたいと考えていました。

 そこで、今年の初頭からネットで情報を集めたり、カーディーラーを見てまわったりしました。その中で、同タイプの中古価格とそう変わらない新車があったんです。長く乗ることを考えると、また中古で買うよりも新車の方が良かろう。試乗もさせてもらった上で、この車にしようと決めました。

 が、カーディーラーとの値段交渉の中では、あまり乗り気な感じを出してはいけません。こちらがあまりに積極的だと足許を見られてしまいます。だから「あくまで候補のひとつ。他社さんより良い条件出してもらわないと……ね?」みたいなスタンスを装っていました。

 おまけに、他社でもらった同タイプの車の見積書もチラつかせて、勉強してもらったりもしました。年度末に訪れたのも敢えてのこと。

 交渉の結果、最初に提示された額よりも約30万円値切ることができました。

 ただ、致し方ないのですが、コロナの影響もあって納車の時期が遅くなりがちで、現状は9月〜10月の予定です。かなり焦らされますが、良い車だったので気長に待ちます。

 今乗っている車もどうにか保たせます。

 

 

2.連載終わりました。

 拙作『兄妹シリーズ』(https://ncode.syosetu.com/n3270dl/)の連載がようやく終わりました。

 大学1年の頃から書いていたので約9年の連載でした。流石にここまで長く同じ作品を書き続けたことはないので、代表作と言わざるを得ません。

 面白い作品を追求しつつ、120%趣味で書いていたので、あまり一般受けはしないだろうと思っていました。そもそも、話数と字数が膨れ上がって、新規に読んでもらうにはハードルが高過ぎました。

 が、自分の書きたいだけ書けたので大満足です。おまけに、「完結済」にした途端にアクセス数の伸びがすごいことになっていたので、読んでくれる人は居るんだなぁと若干他人事のように感心していました。

 ……時間が作れたら近々まとまった後書きを書きたいんですけど、需要ゼロなんだろうなぁ。思い入れあるキャラたちなので、許せサスケって感じで。

 

 

 

 ということで、お誕生日スペシャルのスペシャル抜きみたいなブログでした。

 今年中にやや重大イベントがまだ控えていますが、身許が割れそうなので、ブログでは書きません。

 ナイショの話です。

 なので、当たり障りない話をゆるっと書き続けますので、今後もよろしくお願いします。

 物書きもやめないよ。

 ではでは、今回はこの辺で!

会話劇と問答法は関係ない

モンブラン(以下モ)「こんにちは、モンブランです」

 

ブラックモンブラン(以下ブ)「こんにちは、ブラックモンブランです」

 

モ「いや、誰だよ」

 

ブ「我は汝、汝は我」

 

モ「ちょ、そういうの良いから。ペルソナシリーズ、碌にやったことないのに雑に引用しなくて良いから」

 

ブ「こういうボケをするあたり、まさに俺自身だろ。今回は自分同士の会話形式でブログを書いていこうと思う」

 

モ「正直出オチ感が否めない」

 

ブ「大丈夫。感触が悪かったり不評だったりしたら即打ち切りだから」

 

モ「『骨は拾うぜ』みたいに言われてもなぁ……。そもそも、なんで会話形式なのさ?」

 

ブ「何となく奇抜なことがやりたかった」

 

モ「考えなしにもほどがあるだろ!」

 

ブ「ただのネタ切れとも言える」

 

モ「そうとしか言えない」

 

ブ「最初は自キャラを使おうという案もあったんだよ。ただ、企画段階でボツになった」

 

モ「自キャラ? それはそれで面白そうではあるけど、ボツになったのは何故?」

 

ブ「はたから見て痛いから」

 

モ「…………。痛いね」

 

ブ「痛いんだよ。なろう時代のSA○にあった、作者とアスナの掛け合いくらい痛いんだよ」

 

モ「ニッチな具体例を出すな。ついでに、伏字の使い方にも悪意がある」

 

ブ「ブラックモンブランなので」

 

モ「ゆっくり茶番劇で良いんじゃないのか? そこは。というか、なんで僕がフォローを入れてるんだよ」

 

ブ「今回はこういうスタイルで行くから。俺がボケでお前がツッコミ」

 

モ「漫才スタイルってことか」

 

ブ「ボケとツッコミを繰り返して、人は成長していくものだからな」

 

モ「出会いと別れみたいに言わないで。青春感ゼロだぞ」

 

ブ「それ」

 

モ「ん?」

 

ブ「ツッコミって結構何かを禁止するような言い回しが多いだろ。『〜するな』とか」

 

モ「ああ、確かに。今しがた言った『〜しないで』もそれに当たるか」

 

ブ「俺はこの風潮に異議を唱えたい」

 

モ「は? なんで」

 

ブ「言論の自由を封鎖しないで欲しい。公共の福祉を侵害するほどのことは言ってないんだから、我々の主張をもっと受け入れて欲しい」

 

モ「無駄に高尚なことを言い出したぞ。ボケてるだけなのに」

 

ブ「それじゃあ、ここからは禁止するの禁止な」

 

モ「んな無茶な」

 

ブ「この前、ウチのワイフと居酒屋に行ったんだけどさ、」

 

モ「俺たちにワイフは居な……」

 

ブ「追加。否定形も禁止な」

 

モ「勝手にルールを増や……あー、禁止するの禁止されてるんだった」

 

ブ「で、行ったんだけどさ、ビックリしたのが、店員さんに俺の顔を覚えられてたんだよ」

 

モ「うん」

 

ブ「2日続けて来て沢山食べてたり、エビマヨ食べ比べしたり、チャーハンをメニューから消さないでとばかりにチャーハン頼んだり」

 

モ「はいはい」

 

ブ「名刺貰った時なんか驚いたよな。貰った名刺を見せたら刺身を奢られて、常連扱いされたのかな? 親切が刺さるよなぁ」

 

モ「…………」

 

ブ「名刺と刺身、刺さるよなぁ」

 

モ「あ、はい……」

 

ブ「…………」

 

モ「…………」

 

ブ「……モとブが2つ重なると“モブ”っぽいよな」

 

モ「もうやめよう! 地獄レベルにスベってるから! 禁止の禁止を禁止だ!」

 

ブ「禁止の禁止の禁止の……」

 

モ「ああもう、そういうの良いから! ボケるならもっと質の高いボケを出してくれ。さっきもツッコミを封じられたというより、ただツッコミようがない弱いボケだったから」

 

ブ「問答法って知ってる?」

 

モ「会話の質は無理に上げなくて良い」

 

ブ「で、知ってる?」

 

モ「僕自身なんだから知ってるに決まってるでしょ。教師が問いかけ生徒が答えるのを繰り返すやつでしょ。一応ソクラテスがそのやり取りの中で相手の矛盾を指摘してたのが基だったっけ?」

 

ブ「そうそう。今の世では『揚げ足取り』もしくは『論破』とも言う」

 

モ「言わない。いや、言うのか? 相手の矛盾を指摘してマウント取ってるからな。嫌なことに気付いたな」

 

ブ「実際にソクラテスの問答法は問答法の中でも叩き台にされてたくらいだから、現代でやっても性格悪く思われるだけなんだよ」

 

モ「今も昔も終始“否定”は受け入れられ難い訳だ」

 

ブ「そこで俺は“自問自答法”を提唱したい」

 

モ「何それ」

 

ブ「自らの内でもう一人の自分を創り出し、問いかけ合うことで、己自身を高めようという」

 

モ「まさしく今やってるようなこと? 何も高まってないし何も生み出せてない気がするんだが」

 

ブ「自問自答を繰り返したところで、とどのつまり不毛である。不毛であることを俺は知っている。事ほど左様に無知の知です」

 

モ「やかましいわ! もうええわ!」

 

「「どうもありがとうございました〜!」」

 

 

 

 

 

 

 改めまして、こんにちは、モンブランです。

 ネタ切れ故に変わったことをやってみたのですが、書いた自分でも「何だこりゃ」となってます。何だこりゃ。

 日常が労働9割ささやかな喜び1割くらいなので、ブログに敢えて書き残そうと思えるくらいのイベントがないんですよね。大体Twitterで済んでしまう。

『仕事が忙しいので〜』という枕詞もいい加減飽きました。自分で飽きました。なので、どうにかこうにかネタを抽出していきたいところです。

 もう5月も下旬になり6月も間近です。

 誕生月です。早えな。GW(ガッデムウィーク)とか喚いていたのが昨日のことのように思い出されます。思い出したくありませんでした。時の加速も程々にしてください。

 

 

 てな訳で今回はこの辺で!

 次回はアゲアゲなお誕生日様スペシャルをお届けするぜ!(予定は未定)(未定は未定)