モンブランは静かに暮らしたい。

静かに暮らしたいのに、好きなことの話をすると静かでなくなってしまうブログです。

夜明け前

 こんにちは、モンブランです。

 近頃寒くなってきましたね。
 この時期としては当たり前の気温なのですが、どうしても「ちょっと前まで夏のような暑さとか知りませんよやめてください馴れ馴れしくしないでくださいよ」みたいに突っぱねられたように感じてしまいます。
 ともあれ、冷えるといけないので、温かい食べ物、温かい飲み物、温かい毛布、温かい家庭を用意して、いっぱい寝ましょう。

 

 

 茶化したような前置きから始まりましたが、今回楽しい話はできそうにありません。

 元々このブログは僕の好きなもの・面白いと感じるものを、人が読むものとして仮にも記事のような体で書いてきましたが、たまには日記に立ち返ってみるのも良いでしょう。……誰にとって良いのかは定かではありませんが。

 

 失って初めて大切なものに気づく、なんていうのはよくあることですよね。フィクション・ノンフィクションに限らず。失う前には実感がなかったありがたみを、失った後に痛みと共に理解することを。僕にはあまり当て嵌まらないことですが。

「ありがたいものは有難いもの」と日頃からポリシーの一つとしているので、僕なりにありがたいものを大切にしています。それをちっともわかっていない連中に苛立つこともあるくらいにはーーまあ、それは置いておいて。至らぬところが多々あろうと、そうあろうとする意思はある。

 ただ、そんな心がけのようなものに実利があるかと言えば、あんまりないように思います。むしろ、ありがたいものが失われた時に余計に辛くなるだけかもしれません。

 有難いものとちゃんとわかっているんだから、僕からそれを奪わないでくれ、と文句や弱音を吐きたくなります。

 

 ものもそう。人もそう。

 前にも話したような気がしますが、僕は人の死が苦手です。得意な人は居ないでしょうが、その中でも比較的苦手な部類に入ると思います。

 死の気配が匂うこともちろん嫌でしょうがない。有限であることを理解していても、さらに具体的なカウントダウンが始まるのを受け入れられるかはまた別問題です。

 たまに「年齢的にそろそろお迎えが近い」みたいなことを冗談めいた口調で言われることがあって、僕も調子を合わせて「それは困るよ。もっと長生きしてもらわないと」と返すのですが、内心穏やかではありません。

 僕に注いでくれた愛情ーー軽はずみに使いたい言葉ではありませんがーーを全部返し切れるとは思いませんが、やっと少しは返せるくらいになったのに。
 今のところは大事に至っていないようなので、無事に済んでくれることを願います。

 

 悩みが多いタイミングで不幸が続くとウンザリしますね。何かあるんじゃないかと思うくらい。というところで、思い出しました。

 今年って厄年なんですよね。

 忘れるなと言わんばかりに不幸が押し寄せて来ていますが、純粋に迷惑でしかない。偶然でも何でも災厄に見舞われて最悪な気分です。

 

 人に相談しようとは思いません。相談してどうにかなるものでもなく、それができるほど人のことを信用していないからです。好き嫌いに関わらず、信じるにはあまりに裏切られたことが多過ぎて。善意のつもりで「相談に乗るよ」と言われても不愉快に思えるくらいーーこれは僕の側に原因があるでしょうが。性格が良くない。

 

 好きな小説のあるキャラが「助けない。人は一人で勝手に助かるだけ」という台詞をよく言っているのを思い出しました。わかるようなわからないような意味深な言葉ですよね。作中でもその真意は明言されていません。どういう意味なんでしょう。

 勝手に助かるならそれで良いし、どこからかアメコミ的ヒーローが苦境を拳でぶち壊してくれるのならばその恩恵を授かりたいところです。

 

 夜は夜明け前が一番暗い。
 雨まで降るようなこの夜がせめて夜明け前ならば、朝日を望むことができるかもしれない。

 

 何だかわかるようでわからないようなことを言ってきましたが、これでも物書きの端くれなので、煙に巻いたことを書き散らすのは得意なんです。お察しください。

 次でブログの記事が30回目なので、次回は平常運転に戻れると良いですね。確証はありません。

 ではでは、今回はこの辺で。