モンブランは静かに暮らしたい。

静かに暮らしたいのに、好きなことの話をすると静かでなくなってしまうブログです。

ゲームと変わるもの、変わらないもの

 こんにちは。モンブランです。

 

 貴方はゲームは好きですか?

 携帯ゲーム機、据え置き機、最近ではソシャゲまで、貴方も何かしらのゲームに触れる機会があったと思います。

 

 ゲームは好きですか? 僕は大好きです。

 

 折角だから、もう一つ訊いてみましょう。

 

 初めてやったゲームのことを覚えていますか?

 

 クリスマスにサンタさんからゲーム機をもらったとか、親が持っているゲームを触らせてもらったとか、友だちの家でやらせてもらったとか、言わばゲームの原体験を。

 貴方は覚えていますか?

 僕は覚えていません(笑)
 いや、正確に言うと候補が多すぎて、どれが原体験だったのかが思い出せないんです。
 ゲームボーイでやったポケモンか。
 あるいは、はとこに貸してもらったファミコンや64か。
 はたまた、父がやっていたプレステのソフトか。
 その他にも、同時期に色々なゲームをやっていて、どれが最初にやったゲームなのかがわからなくなってしまいました。

 

 今回のブログでは、その数々の原体験候補とも言えるゲームの中でも。

 

 一人でできないゲーム――パーティーゲームについて書いていきたいと思います。


 そもそも幼い頃、僕がゲームをやることについて、母親はあまり好意的ではありませんでした。
 ゲームをやると頭が悪くなるから、という理由ではありません。
 母はゲームのやりすぎで僕の視力が悪くなることを心配していました。
 結果、ゲームをやる時間に制限が設けられ(色々策を講じてその時間以上にゲームをやっていたが)、そのお陰か僕は大人になった今でも眼鏡とは縁のない生活を送ることができています。これは素直に感謝しています。

 

 そして、母がもう一つゲームについて嫌っていたのは、家族団欒の時間が持てないことでした。
 ゲームに熱中し過ぎてコミュニケーションを取れなくなるのを、僕の幼少期は特に嫌がっていたようです。

 

 しかし、これについては父が持ち込んだゲームによって解決することになります。

 それがパーティーゲームです。
 具体的にタイトルを挙げると、DX人生ゲームVというプレステのゲームです(IとIIもありましたが一番やったのがV)。
 ボードゲームで有名な人生ゲームがテレビゲームになったもので、ルーレットですごろくをしながら資産を増やして競います。

 

 これを土日に家族で遊ぶのが日課となり、楽しみになりました。
ゲームとしても、様々な職業に就いたり、結婚して家族を増やしたり、マップごとのイベントを楽しんだりなど、バラエティに富んでおり、プレステのゲームの中でもかなりボリューミーなソフトだったのではないでしょうか。

 

 この人生ゲームで家族で対戦していた訳ですが、誰が一番強かったと思いますか?
 ゲームを持ち込んだ父でも、幼かった僕でもなく。
 母が一番強かったのです。
 父は効果を発揮するカードを駆使して堅実な戦略を取っていたのに対し、母にはそれが全く通用しない強運がありました。
 母は元々説明書を読むのが嫌いな人でしたが、ゲーム中で説明書にも書いていないチートアイテムを手に入れることがザラにありました。
 特に「職業免罪符」というアイテムは上級職含めて何でも好きな職業になれるという効果があり、母はこれを使って「人間国宝」になって荒稼ぎしていました。すごく楽しそうでしたね(笑)
 僕に対する姿勢で誤解気味だったのですが、母もゲーム自体は好きだったようです。

 

 その後は、父と桃太郎電鉄シリーズをやるようになり、貧乏神はCPUに押し付ける形で平和的にプレイしていました。

 

 こういった体験から、一人でやるゲームだけでなく、リビングで一家団欒の中でやるゲームが僕の中で特別な位置を占めるようになりました。

 パーティーゲームをやらなくなった後でも、リビングのテレビでゼルダの伝説をやっていると、家族がギャラリーになって茶々を入れたり盛り上がったりしてくれるのがゲームを余計に楽しくしてくれました。

 

 最近では一人でソシャゲをやることが多くなりましたが、形は変わってもゲームに求めるものは変わらないように思います。

 

「あー楽しかった。またやりたいな」と。

 

 そう言って日常に戻れるような、僕にとってゲームはそんな娯楽であり続けています。
 原体験からゲームのハードは変われども、実家に帰ればWii Sportsスマブラで遊びますし、一人でもRPGに熱中していて、結局ゲームを楽しく思う気持ちは変わりません。
 これからもゲームを取り巻く環境は自分の感性も含めて目まぐるしく変わっていくと思います。その中でも、初めてゲームをやった時に抱いたような、ゲームを楽しく思う気持ちを持ち続けていられたら嬉しいです。

 

 そんな感じで、今回のブログはこの辺で失礼します。

 

 あー楽しかった。