こんにちは、モンブランです。
ネタがないとやはりブログを書く手が止まってしまいますね。それは彩りと波乱とユーモアに満ちた生活を送れなくさせている周りが悪いんだ! 僕は悪くない! とはいきませんよね、感受性や時間の割き方が悪いんです、ごめんなさい、お久しぶりです。
元気というほど元気ではありませんが病んでません。
そして、大して面白みもない日常を送っているのは事実なのですが、潤いはあるものによって意外と満たすことができています。
ラブコメ漫画です。
読む漫画は違えど、学生から社会人の今に至ってもラブコメ漫画は定期的に読んでいます。
ところで、ラブコメ漫画には異性からの好意に鈍感な主人公がよく居ますよね。
いわゆる鈍感主人公ですが、彼あるいは彼女は何故鈍感なのでしょうか。
これは結構簡単に答えが出ます。
鈍感でないと話が続かないからです。
ラブコメ漫画のヒロインたちは割合早い段階で主人公に好意を抱くことが多いのですが、主人公はその好意にはなかなか気づきません。主人公が既にヒロインに好意を抱いていようとそうでなかろうと、それは変わりません。
何故なら、主人公とヒロインが結ばれることを物語の終局に置いたラブコメは、彼らが告白しカップル成立した時点でほぼほぼ終わりに向かわざるを得ないからです。
もしもそうなったら、2人の想いがすれ違う故に読者もヤキモキさせられるような愉快なドラマが繰り広げられることはなく、ヒロインの好意を知った主人公はよほど他の障害もない限りさっさと告白してしまいます。
ラブコメは2人が結ばれる結果だけではなく、その過程をニヤニヤと見守り楽しめることも大事です。過程を退屈させないのが作者の力量の見せ所であり、読者もやたらめったら「引き延ばし」だと批判するべきではありません。そういう人は言っちゃ悪いですがラブコメ漫画を読むのに向いていないと思います。
さて、そんな感じでラブコメ主人公が鈍感な理由を語ってきました。
が、現実はどうでしょう。
現実の男子をラブコメ漫画の主人公のように仮定するのも少し変ですが、それは飲み込んだ上でのもしもですよ。
現実の男子は女子からの好意に敏感なのか? それとも漫画と同じく鈍感なのか?
僕の中では一応答えが出ています。
それは「敏感である、あるいは敏感故に鈍感である」です。
一見すると変な答えですけど、まあ訳を聞いてください。
基本的には男子は女子からの好意に敏感だと僕は思っています。過敏と言っても良いでしょう。
男子は女子からちょっと優しくされたり、よく話しかけられたり、距離を近く感じたりするだけですぐに「この子、僕のこと好きなんじゃないか」と思ってしまうチョロい生き物です。自分のことを好きになってくれる人を好きになってしまうお可愛い生き物です――例えそれが勘違いであるのかもしれなくても。
だから、お可愛さのままに距離を縮めて、各人のタイミングで告白をしてカップルが成立したりしなかったりします。だいぶトゲのある言い方になってしまっていますが、大体の現実のカップルはこんな風ではないでしょうか。
ただし、このようにストレートに行かない場合もあります。
上記の過敏なセンサーはそのままに、「この子、僕のこと好きなんじゃないか。……いや、待て待て早まるな。そんな漫画のような都合の良い展開がある訳がない」と踏み止まる警戒心の強い男子です。
つまり、すぐに「この子、僕のこと好きなんじゃないか」と思ってしまう過敏なセンサーは世の男子全てが大なり小なり持ち合わせているものの、そのチョロさを自覚している男子もいるということです。
そんな彼らは警戒ゆえに異性に対して簡単にアプローチをかけることはしません。安易に飛びついてフラれて傷つくのが怖いからです。
女子からしてみても、そんな男子相手の方が友達付き合いしやすいと思います。自分としてはそんなつもりはないのに、ちょっと優しくしただけで異性として好きになられて、挙句告白されてしょうがないのでお断りしたら今後の関係が気不味くなって……というのは最悪です。最悪というか迷惑でさえあります。
ただ逆に女子が本当に好意を抱いていた場合は、それはそれで厄介です。折角アプローチをしているのにも関わらず、相手の男子は本当は気づいているのに気づかないフリをして、表面上は全く靡きません。
非常にヤキモキさせられますが、この構図はラブコメ漫画の主人公とヒロインの関係性に図らずも似通っているので面白いですよね。
「敏感故に鈍感である」男子は案外ラブコメ主人公向きなのかもしれません。
ただ断っておきますが、上記の現実の男子もラブコメ漫画的フィルターがかかっているので、実際のところは恋愛感情を全く通さない普通の男女の友情もあります(これは書いている僕自身のためにも断言しておきたい)。
きっかけと相性があって人は人を好きになり、それを面白おかしく物語の題材として拾っているのがラブコメ漫画です。私たちはそんな娯楽を目一杯楽しみましょう。
さてさて、何だか纏まったんだか纏まんないんだかよくわからない感じですが、この一言を締めに今回の記事を終わりたいと思います。
『五等分の花嫁』は良いぞ。
ではまた〜。