モンブランは静かに暮らしたい。

静かに暮らしたいのに、好きなことの話をすると静かでなくなってしまうブログです。

机上のゆったり日記〜何書こう?編〜

 机に座って文章を書くのはいつ以来だろう。

 もちろん最近まで学生をやっていた身分だから教室の机に齧りついていたことはあったけれど、きちんと自分の机で正面から書き物と向き合うのはひょっとしたら高校生以来かもしれない。

 試験のための勉強。文字通り強いられていた学習は楽しいわけがなかった。

 当時を彷彿とさせるのか、僕は机で文章を書くことを無意識に避けるようになっていた。

 例えば、電車の移動中、大学の授業中(ダメだゾ)、仕事先の車の中、休憩スペースの隅っこ。専らスマホのテキストアプリのお世話になっていたお陰で、場所を選ばずに文章を書くことができた。

 作業効率もなかなか悪くない。

 以前、大学の授業ひとコマの間に短編小説を1本書き上げたこともあったし、そもそもこのブログにしても、ほとんどの記事が昼休みの内10〜20分ほどで書かれているのだ。ペースも分量も申し分ない。

 とはいえ、机で文章を書かないというのは結構致命的な問題な気もする。練習だけ得意で本番に弱いみたいな、そんな感覚だ。不味い。非常に不味い。

 

 そんなこんなで、今回のブログはいつものようにスマホでチャチャっと書き上げるスタイルでなく、きちんと机の上で書いているのだけれど、これが中々捗らない。

 事前に今回何を書くのかを考えてこなかったという致命的なミスを差し引いても、筆の進みが良くないのだ。

 どうしよう。何書こう?

 ノープランでペンを持つもといキーボードに向かってはいけなかった。

 救いを求めるように自室内をキョロキョロと見回していると、不意に本棚が目に入った。僕の身長よりもさらに高く、天井近くまである大きな本棚だ。

 日除けをめくって並ぶ本を検めると、何というかカオスとしか言いようのないラインナップだった。少年漫画・少女漫画、小説、新書、歴史書、論文集、画集etc……。アカデミックなのか無節操なのかよくわからない。

 僕はその中でも本棚の右上にある絵本の中から、気まぐれにとある1冊を手に取った。

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 教科書にも載っていた名作『わすれられないおくりもの』。

 読むのは10年以上ぶりになるけれど、読んだ時の感動は色褪せない。

 むしろ、大人になってから読むことで新たに発見できたこともある。

 生前自らが切り紙、料理、スケートやネクタイの結び方を教えた他の動物たちのことを、アナグマは「友達」と呼んでいるのだ。アナグマの方が年長者で、その上教えを授けているのだから、先生と生徒、老人と孫のような関係を想起させるけれど、アナグマはあくまで彼らを「友達」という対等な存在として扱う。

 動物たちがアナグマから多くの「おくりもの」を貰ったように、アナグマも彼らから「おくりもの」を受け取っていたのかもしれない。

 あくまで想像ではあるが、子供の頃にはできなかった読み方だ。

 僕は満足して再び本棚に戻す。いつか年月が経った後で再び手に取った時に、また読み方が広がっていると考えると楽しい。

 ……ふと思いついた。ここまでのことをブログとして書いて載っけたら、内容の是非はさて置き、一個の記事として成り立つのではないか。目からアロワナくらいの鱗がごろっと落ちた。

 ということで、水を得た魚のようにアイデアを得た僕は手早く記述を済ませて、労せず1200字以上の文章が出来上がった。

 おっといけない、いつも書いている挨拶を書き忘れてしまった。人に読んでもらう文章を書く以上、礼儀としてきちんと挨拶をしておかねば。

 そうして、僕はスマホを手に取って………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 どーーもーーーー、モンブランでーーーーす!!!!v(`ゝω・´)キャピィ☆

 

 

 

 

 …………ちょっと待ってください違うんです引かないでください正気です。

 30回超えたから以降はテンションアゲアゲでお送りしようとかそういうのではありません。

 軽ーくギャップネタで遊んでみたかっただけです。

 デレマスの依田芳乃役の高田憂希さんのように、挨拶の時に役名まではお淑やかなのに自分の名前の部分から普段の活発なテンションが出ちゃうみたいな感じで遊んでみただけなんです(オタクの早口)。

 

 ただ、たまには机で書くのも良かろうという趣向は本当のことで、机でじっくりブログを書く「机上のゆったり日記シリーズ」を始めてみようかと思います。

 前にやった本や音楽遍歴の話みたいな企画ものが1個増えたと認識していただければ大丈夫です(ドラクエの話の続きもいずれは……)。

 

 ここ最近はプライベートで色々あってブログの方がナゴヤドーム以来失踪気味だったのですが、また細々と再開していきたいと思います。

 アラサーの次はアラフォー目指してがんばるぞいっ!

 

 ではでは、今回はこの辺で!

アイドルマスターシンデレラガールズ7thライブ名古屋公演1日目レポ~全34曲感想~

 こんにちは、モンブランです。

 今回の記事でなんと30本目に到達しました! そして、そのタイミングでちょうど先日、僕はとあるビッグイベントに行って参りました。

 

THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 7thLIVE TOUR Special 3chord♪ Funky Dancing!”

 

 デレマスの7thライブ名古屋公演の1日目に参戦してきたのです。去年も6thライブの名古屋公演に行っているため、今年で2年目となります。
 ボルテージは最高潮。誘って同行してもらった後輩と共に行ってきたライブの模様を、今回はお届けしたいと思います(1日通して色々あったけど、それについてはまた別の機会に語るかもしれないし語らないかもしれない)。

 

 まず、出演者のリストは以下のようになります。

 

◯出演者(敬称略)

大橋彩香島村卯月役)
藍原ことみ一ノ瀬志希役)
五十嵐裕美双葉杏役)
大空直美緒方智絵里役)
大坪由佳三村かな子役)
高野麻美宮本フレデリカ役)
立花理香小早川紗枝役)
・中島由貴(乙倉悠貴役)
・藤本彩花(棟方愛海役)
福原綾香渋谷凛役)
青木志貴(二宮飛鳥役)
飯田友子速水奏役)
小市眞琴(結城晴役)
洲崎綾新田美波役)
鈴木みのり(藤原肇役)
高橋花林(森久保乃々役)
田辺留依(荒木比奈役)
長島光那上条春菜
原田彩楓(三船美優役)
松井恵理子神谷奈緒役)
原紗友里本田未央役)
・金子有希(高森藍子役)
鈴木絵理(堀裕子役)
高田憂希(依田芳乃役)
のぐちゆり及川雫役)
深川芹亜(喜多日菜子役)
松嵜麗諸星きらり役)
杜野まこ姫川友紀役 )
安野希世乃木村夏樹役)
山下七海(大槻唯役)
山本希望城ヶ崎莉嘉役)
佳村はるか城ヶ崎美嘉役)
和氣あず未片桐早苗役)

◯ゲスト出演

・生田輝(ナターリア役)
花谷麻妃(遊佐こずえ役)

 

 

 ものすごく豪華な面々ですよね! 推しているキャラや声優さんたちがこれでもかというほど集まっていて、出演者が発表された時点で行く気満々でした。
 チケットが当たって良かった。
 行けて良かった。

 

 


 続いて、会場に着いた時のこと。

 今年は物販に立ち寄らなかったため、名古屋駅付近で土地の美味しいものをランチにいただいた後、昼過ぎくらいに着きました。

 1年ぶりの聖地。身に付けるものから誰推しなのかが一目でわかる方々や、名刺交換をするPたちなどを見て、「ああ、帰ってきたんだな」って思いました(帰る場所ではない)。名刺交換をしている人たちを見ると、自分も用意しておけば良かったと思わなくもないですが、色々と余裕と意識が足りなかったため、後ろ髪引かれつつもスルーで。

 とにかく人が多く、ドームの目の前にあるイオンモールの時点からすでに移動が大変なほどでした。群衆を掻き分けて進むと、ようやく用意の足りないオタクにも見て楽しめる場所を発見。

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Cygamesのフラスタ。アイドル達の映像が切り替わるたびにテンション↑

 

 新宿で行われている体験型イベントのパネルも発見。

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Masque:Radeをばっちり撮影。加蓮を撮らずにはいられなかった。。

 僕「言うてただのパネルだしな〜。こんなのどこでも見られるし〜………………ちょっと撮ってくる」

 

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 フラワースタンドも見てきました。流石に全部撮影するとキリがないので、推しアイドル&作家さんたちのものをいくつかパシャリ。

 

 

 

 

 ドーム外を十分楽しんだところで、自販機で十六茶を買ってから(後の重要な伏線)会場に入りました。
 チケットで指定されていたのはスタンド席。そこから見えたのは去年と全く違ったセンターステージでした。デレステの「ミラーボール・ラブ」のMVと全く同じステージの形です。「すごい! ゲームで見たまんまだ!」ととても感心したことを覚えています。

 開演までの間、モニターではアイマス関係のCMが流れ続けていました。特に、デフォルメサイズのニュージェネメンバーが出演するリンクスメイトのCMでは、やけに詳しく説明できる渋谷凛、感心して聞きながらも補足情報を入れる二人の姿を見て思わず笑ってしまいました。

 

 

 そうこうしている内に、ついにライブの定番、千川ちひろさん(cv佐藤利奈)による会場MCが始まりました。公演名の“Funky Dancing!”にあやかり、ラップ調の注意事項のアナウンス・もはやルー語としか言いようのないカタカナ語混じりの名調子で会場は大いに盛り上がりました。僕はどちらかと言えばけらけら笑ってたかな?(汗)
 DJ.ぴにゃと共にキャストの皆さんがステージに登場したところで、いよいよ曲が始まりました。ここからは曲ごとに覚えている限りの様子と感想を書いていきます。

 

 

 


1.ミラーボール・ラブ(THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS

「最初に来るんだ!」と驚いた記憶があります。デレステで事前に公演曲として告知されており、ゲームサイズで音源を聴いてはいましたが、最初に流れるとは……。ディスコティックなメロディーと振り付けでものすごいスタートダッシュでした。

 

2.Tulip(藍原ことみ飯田友子鈴木絵理高野麻美のぐちゆり佳村はるか和氣あず未

 いや、だから最初から飛ばし過ぎでしょう。初っ端から名曲が続くとか息切れするわ、ペース配分を考えろ、最高です。LiPPSの4人にセクシーギルティ3人が加わったセクシー仕様のTulipでした(?)。ギルディなのは間違いない。

 

3.ミツボシ☆☆★ -Happily Ever After Remix-(原紗友里

 素直に盛り上がることのできた曲でした。初期の曲ということもあってコールがわかりやすく、Remixバージョンで新鮮な味わいもありました。楽しかった!

 

4.ショコラ・ティアラ -Before Sunrise Remix-(五十嵐裕美大空直美大坪由佳

 こちらもRemixバージョン。元々は可愛い曲が、どこかスタイリッシュでカッコよくなっていました。しかもCANDY ISLANDのメンバー3人で。この3人での歌唱を聴くのはかなり久しぶりだったので、もう揃ってるのを見るだけで軽く感動していました。まだ泣いてない。

 

5.輝く世界の魔法 -Magical Step Forward Remix-(高田憂希高橋花林、田辺留依、中島由貴、藤本彩花)

 珍しいメンバーでの輝く世界の魔法でした。そして可愛い。デレマス声優陣の中でも比較的新参の方々が集まっていてフレッシュでした。そして可愛い。

 

6.Nothing but You(小市眞琴洲崎綾鈴木みのり原田彩楓松井恵理子

 聴けたら良いなと思っていた“ばっちゅー”が序盤から聴けると思わなくて大興奮。オリジナルのまつえりさんが歌っているだけで満足だったところを、歌唱に定評のあるメンツが集まっていてとても聴き応えがありました。

 

BREAK TIME

 去年は台本形式の役柄を通したMCだったところを、キャスト陣によるフリートークに戻っていたのが嬉しかったです。これまでのものも良かったのですが、自由に喋らせておくと楽しい方々なので。
 加えて、キャストさんからの乾杯の音頭(このためだけでも飲み物を買っておいて大正解)と共に水分補給タイム。序盤からヒートアップし過ぎたためちょうど良かったです。

 

7.PROUST EFFECT(藍原ことみ飯田友子佳村はるか

 ホントに来たよ! 生で聴きたいと思っていた曲が本当に来たよ!
 同じLiPPSのメンバー2人と共に、藍原さんがカッコよく歌っていました。この辺りから本格的に語彙が消し飛び、ひたすら「カッコいい!」が頭を占めていました。

 

8.未完成の歴史(青木志貴鈴木みのり安野希世乃

 流れ始めた時から静かに頬を伝う涙。オリジナルメンバー2人に安野さんが加わったバージョンです。青木志貴さんについては言うまでもなく、ワルキューレとしても活動している2人の難曲を歌いこなす圧倒的な歌唱力に震えました。「ヤバい!(褒め言葉)」「怖い!(褒め言葉)」「ヒくわ!(以下略)」と畏怖を覚えながらも、強烈に惹きつけられました。

 

9.Flip Flop 〜For SS3A rearrange Mix〜(五十嵐裕美大坪由佳、金子有希、小市眞琴立花理香田辺留依長島光那深川芹亜山下七海

 アレンジだけど聴いたことがあると思ったら、SS3Aのものだったんですね。未完成の歴史でハートをだいぶ揺さぶられたぶん、落ち着いて聴くことができました。アップテンポで楽しく、それでいて癒される。そして可愛い。

 

10.モーレツ★世直しギルティ!(鈴木絵理のぐちゆり和氣あず未

 セクシーギルティの3人がダグアウトからサプライズ登場! ポーズを決めてからステージに上がって曲が始まりました。去年から思っていましたが、この曲はライブですごく盛り上がれて楽しいです。途中で衣装のジャケットをはだけてタンクトップを見せたセクシーなパフォーマンスでは黄色い声援が沸いてました。

 

11.イリュージョニスタ!(大坪由佳大橋彩香、中島由貴、原田彩楓深川芹亜福原綾香、藤本彩花、杜野まこ山下七海山本希望

 まさかデレステ2周年目の曲が聴けるとは思っていませんでした。同行していた後輩とも「他の周年曲はもう聴けないのかな?」と話していたところなので驚きました。
 普通のCD音源やライブBDで聴いていて、この曲も生で聴いてみたいと思っていたので本当に良かった。

 

BREAK TIME

 まさかのここでも乾杯(笑)。
 裏話。PROUST EFFECTでは藍原さん以外の2人は香水をイメージしていたらしく、それを再現しようとしてグダグダになっていたのがいつも通りで面白かったです。
 安野さんは未完成の歴史が難しいと言っていましたが、あれだけ堂々と歌っていてそんなご謙遜をと思ってしまいました。

 

12.クレイジークレイジー藍原ことみ高野麻美

 イントロを聴いた時点で「うおおおおお!」となりました。ライブで聴きたい曲の一つだったので願いが叶って本当に良かった。
 ミラーボール・ラブに続いて、井上拓さんの曲が大活躍しています。

 

13.Last Kiss(原田彩楓

 去年に引き続き生で聴くことができて猛烈に感動。またさめざめと泣いていました。
 原田さんの繊細な声で振り絞るように歌われるLast Kissはライブの特権です。
 歌い終わった後に歓声が沸くのではなく拍手に包まれていたのは、皆さんよくわかっていらっしゃると思いました。自分もその一員となって惜しみのない称賛の拍手。

 

14.踊りまくろ☆ダンシング・ナイト(田辺留依杜野まこ和氣あず未

 早苗さんの曲はライブと相性が良い。会場が一体となって楽しく盛り上がれます。
 早苗さんらしいディスコティックで、ミラーボールやお立ち台もあって、ある意味この場に一番相応しい曲かもしれません。

 

15.Nation Blue(大空直美高田憂希立花理香松井恵理子松嵜麗

 Nation Blueだぁぁぁうぉぉぉおおおお!!!!
 感動のあまりちょっと記憶が飛んでいます。
 ただ、蒼くないメンバーが工夫を凝らした振り付けで踊っていたのは何とか覚えていました。
 個人的には松井恵理子さんと松嵜麗さんのアニ雑コンビが揃っていたのが非常にエモかったです。

 

16.夢をのぞいたら(生田輝、花谷麻妃

 聴いたことのないイントロだと思ったら新曲でした。しかも、声が追加されたばかりの2人が。
 曲のイメージとしては、90年代後半のNHKで放送していそうな女の子が主人公のアニメのED曲みたいな感じでした。
 こずえちゃんとナターリアを温かく迎えたプロデューサーたちなのでした。

 

BREAK TIME

 このあたりで理解しました。乾杯は休憩のたびにやるようです。一度に飲む量を調整する必要がありますね。
 生田さん・花谷さんの新人おふたりが、プロデューサーさんに温かく迎えてくれたことを喜ぶコメントをしていて、それを隣で聞いていたのじょさん(山本希望さん)が号泣していました。
 ライブも半ばで既にウェットな雰囲気が流れていました。
 へごってたのも良かったぞ。

 

17.さよならアンドロメダ高田憂希高橋花林、立花理香、中島由貴、福原綾香安野希世乃

 静かな曲だけどイントロが流れた瞬間「うおおおお!」と叫びたくなった曲です。オリジナルの2人だけでなく豪華メンバー(特に安野さんが居ること)に戦慄。全員座って歌っていたため、純粋に歌声に浸ることができました。また、柱の映像に白文字の歌詞が書いてあったところも、静かな曲の世界観を繋がる良い演出だったと思います。

 

18.サニードロップ(山下七海

 これもまたライブで聴きたいと思っていた曲。リズミカルな曲を可愛らしい声で歌われて会場中のハートが奪われていました。その上、カメラで抜かれた時の山下七海さんの笑顔が眩しく、可愛いと思いながらも「カメラ目線が強すぎる」と怖くなっていたのを覚えています。ありえん可愛かった。

 

19.Sunshine See May(鈴木みのり高田憂希

 清い空間がそこにはありました。優しい歌声で欲望に塗れたプロデューサーたちの心がきっと洗浄されたことでしょう。
 去年もナゴヤドームで聴いていたため、つい比較してしまったのですが、去年よりもさらに質が上がっているように感じました。

 

20.とんでいっちゃいたいの(藍原ことみ大坪由佳高野麻美

 思わぬところから夏がやって来て非常に驚きました。レイジーレイジーの2人が揃うことでより味わいも深くなり、しっとりと歌われていたのが印象的でした。
 曲予想がとんでっちゃった曲でもありました。

 

21.青空エール大空直美大橋彩香小市眞琴鈴木みのり原田彩楓深川芹亜、藤本彩花、松嵜麗佳村はるか

 キャストの皆さんがポンポンを持って登場! 前向きな曲調と歌詞も相まって、とても元気をいただけました。
 パッション味のある曲を全属性混合で歌われていたのも良かったです。

 

BREAK TIME

 大丈夫、もうわかっていた乾杯。本日4度目の乾杯。
 デレマス声優陣が誇るMCの名手・松井恵理子さんが回していたトークは安心して見ていられました。
 ここでの裏話として、青空エールの振り付けでは当初ポンポンがなかったらしいのです。それがキャストさんからの提案でポンポンが採用に。本当にありがとうございました。

 

22.バベル(藍原ことみ青木志貴

 話題沸騰のバベルです。「やバベル」でした。クールなイントロのところから会場大歓声。そして、曲中で2人が背中を合わせ、頭を預けあい、手を絡め合うところは尊いの一言に尽きる。大歓声から大熱狂へと変わりました。お2人にも、要所要所をきちんと押さえてくれたカメラさんに圧倒的感謝。
 自分のことはよく覚えていません。多分叫んでいました。

 

23.Secret Daybreak(飯田友子洲崎綾

「あれ? このイントロ聴いたことないぞ」が本日2度目。それもそのはず、速水奏新田美波のユニット“デア・アウローラ”による新曲でした。
 クールでカッコいい、尚且つ歌唱力の高い2人によるハモりが堪らなく素晴らしかったです。
 近々デレステのイベント曲として実装されるようなので、非常に楽しみです。

 

24.Needle Light(田辺留依長島光那

 このお2人が揃っていたので、予想はついていました。AJURIKAさんのどこまでも広がっていくような曲はライブで映えていて、とてもカッコ良かったです。
 ある種これを聴くことでノルマ達成感がありました。あくまでこの時点では。

 

25.Neo Beautiful Pain(松井恵理子

 最高。
 これが聴きたくて名古屋までやって来たと言っても過言じゃない。
 去年行った日程で聴けなかったこの曲を、今年この場所で聴くことができた感動は語り尽くせない。奈緒担当Pである後輩とも喜びを分かち合っていました。
 松井恵理子さんの熱意溢れるパフォーマンスは筆舌に尽くしがたい。
 勝手に声が出ていました。
 勝手にペンライトを振っていました。
 勝手に涙が流れていました。
 曲の最後に「ありがとう」と小さく呟いていたところも非常に印象的で、これ以上ハートを掴まれる余地はないと思っていたところをさらに鷲掴みにされました。
 神谷奈緒の声を演じる方が松井恵理子さんで良かった。
 本当にありがとうございました。

 

26.メッセージ -Future PicoPico Remix-(大橋彩香原紗友里福原綾香

 NBPの興奮冷めやらぬままにニュージェネの3人によるメッセージ。エモいが過ぎる。
 デレマスのアニメ第2話を思い出したのは僕だけではないはずです。
 改めてこの場で聴けていることへの感謝を噛み締めました。

 

BREAK TIME

 乾杯5回目。この時は結構自分自身本気で休憩していました。心が揺さぶられ過ぎた。
 ここのBREAK TIMEで注目すべきはやはり、MCに感想を求められた時の藍原ことみさんの「しきくんに会いたい」という一言でしょう。
 一緒に歌っていた青木さんは次の曲の準備のためにフリートークに参加していなかったのですが、それを踏まえてのコメントです。バベルの曲中で尊さの天井に達したところで、この瞬間に天井を突き破りました。
 その後については是非当人たちのTwitterをご覧ください。
 ありがとうございました。

 

27.リトルリドル(青木志貴五十嵐裕美高橋花林、中島由貴、山本希望

 リトルリドルはデレステプレイ中ではそうでもなかったところを、フルサイズを聴いて好きになった曲です。それをライブで聴くことができて嬉しかったです。
 ラップ調なのでとてもノリが良く、コールも気持ちよく入れることができました。
 小梅ちゃんパートに入る森久保(高橋さん)もとても良い味を出していました。

 

28.スパイスパラダイス(大橋彩香、金子有希、原紗友里福原綾香

 オリジナルメンバー+ニュージェネの豪華なスパイスパラダイス。個性的な楽しい曲でとても盛り上がりました。
 スパイスの名前のコールの最後の卯月がとても可愛かったです。

 

29.無重力シャトル五十嵐裕美大空直美、金子有希、洲崎綾立花理香長島光那原紗友里松嵜麗杜野まこ安野希世乃山本希望佳村はるか

 ライブで歌われたら間違いなく盛り上がると確信していた曲です。事実、とても盛り上がりました。
 コールを入れる際にステージ上のモニターに歌詞が出ていたのも助かりました。楽しい反面喉の消耗を感じるほどでした。
 ゆずさん、素晴らしい曲をありがとうございました。

 

30.EZ DO DANCE藍原ことみ青木志貴飯田友子大坪由佳小市眞琴鈴木みのり高田憂希高野麻美田辺留依原田彩楓深川芹亜福原綾香、藤本彩花、松井恵理子山下七海和氣あず未、DJ:DJ KOO)

 無重力シャトルで少し消耗していたところ、センターステージに衝撃のDJ KOOさんの登場。会場中がどよめきと歓声に満ち満ちていました。
 そして、聞き覚えのあるイントロからの「EZ DO DANCE」。予想外にも程があります。心の奥底から盛り上がるという、自分にとっては珍しく激しく楽しい体験でした。
 会場全体が半狂乱になってコールを入れて一つになっていました。

 

31.Yes! Party Time!!(五十嵐裕美大空直美大橋彩香、金子有希、鈴木絵理洲崎綾高橋花林、立花理香長島光那、中島由貴、のぐちゆり原紗友里松嵜麗杜野まこ安野希世乃山本希望佳村はるか、DJ:DJ KOO)

 休む間もなく、デレマスが誇るハイテンション曲。
 コールもわかりやすいので全員迷いなく盛り上がり、DJ KOOさんのDJも会場をさらに盛り上げてくれました。
 最近のテレビでは面白い人扱いされているけれど、彼は本物のDJだと全身で実感しました。
 DJ KOOさんに先に言われてしまいましたが、アイマス最高!!

 

32.Stage Bye Stage(藍原ことみ青木志貴飯田友子五十嵐裕美大空直美大坪由佳大橋彩香、金子有希、小市眞琴洲崎綾鈴木絵理鈴木みのり高田憂希高野麻美高橋花林、立花理香田辺留依長島光那、中島由貴、のぐちゆり原紗友里原田彩楓深川芹亜福原綾香、藤本彩花、松井恵理子松嵜麗杜野まこ安野希世乃山下七海山本希望佳村はるか和氣あず未

 ……僕、この曲が本当に大好きなんです。ニュージェネの3人バージョンでシングルが出た時から、劣化しない媒体が擦り切れるかねないほど聴いていました。
 ステージの喜びと一時の別れを歌うこの曲をフルメンバーに歌っていただいて、本当に感無量です。

 

33.TRUE COLORS(THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS

 アンコール後に装いを改めて歌われたのがこの曲です。
 優しさと決意に満ちたこの曲は涙腺と揺さぶられまくったハートによく響きました。
「虹色の橋を架けよう」という歌詞で神谷奈緒のことを想起したのは僕だけではないはず。

 

34.お願い!シンデレラTHE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS

 これを聴かずには帰れません。デレマス曲の原点にして頂点。
 消耗した喉を振り絞って、必死にコールをしました。
 ライブが終わってしまう寂しさとこれまでのパフォーマンスへのありったけの感謝を込めて、ペンライトを振り、声を上げました。
 聴き馴染みのあるあり触れたこの曲のありがたみを改めて噛み締めることができました。

 

 

 

 


 さてさて、いかがだったでしょうか。

 全曲の感想を書こうと思うと結構大変でした。けれど、これで2日間の内1日分だけで十分お腹いっぱいな内容だったことをお伝えできたと思います。
 去年行った際は圧倒されたあまり魂を現地に置いて来てしまったくらいですが、今年は違いました。

 膨大なエネルギーを虚しい心と身体に詰め込まれたような気分です。

 魂を置いてきてしまった感覚はやはり拭い切れないものの、ライブが終わった後の次のことを考えられるくらいには力を与えてもらいました。

 そのおかげでライブロスに襲われながらも、こうしてライブレポを書くことができました。自分のためにもこの日のことを書き残すことができて本当に良かったと思います。

 

 ライブに関わる全ての皆さんに、そして今回ライブについて来てくれた後輩にも深謝と多謝と万謝を込めて。

 

 今回は筆を置かせていただきます。
 ではでは、また次回!

夜明け前

 こんにちは、モンブランです。

 近頃寒くなってきましたね。
 この時期としては当たり前の気温なのですが、どうしても「ちょっと前まで夏のような暑さとか知りませんよやめてください馴れ馴れしくしないでくださいよ」みたいに突っぱねられたように感じてしまいます。
 ともあれ、冷えるといけないので、温かい食べ物、温かい飲み物、温かい毛布、温かい家庭を用意して、いっぱい寝ましょう。

 

 

 茶化したような前置きから始まりましたが、今回楽しい話はできそうにありません。

 元々このブログは僕の好きなもの・面白いと感じるものを、人が読むものとして仮にも記事のような体で書いてきましたが、たまには日記に立ち返ってみるのも良いでしょう。……誰にとって良いのかは定かではありませんが。

 

 失って初めて大切なものに気づく、なんていうのはよくあることですよね。フィクション・ノンフィクションに限らず。失う前には実感がなかったありがたみを、失った後に痛みと共に理解することを。僕にはあまり当て嵌まらないことですが。

「ありがたいものは有難いもの」と日頃からポリシーの一つとしているので、僕なりにありがたいものを大切にしています。それをちっともわかっていない連中に苛立つこともあるくらいにはーーまあ、それは置いておいて。至らぬところが多々あろうと、そうあろうとする意思はある。

 ただ、そんな心がけのようなものに実利があるかと言えば、あんまりないように思います。むしろ、ありがたいものが失われた時に余計に辛くなるだけかもしれません。

 有難いものとちゃんとわかっているんだから、僕からそれを奪わないでくれ、と文句や弱音を吐きたくなります。

 

 ものもそう。人もそう。

 前にも話したような気がしますが、僕は人の死が苦手です。得意な人は居ないでしょうが、その中でも比較的苦手な部類に入ると思います。

 死の気配が匂うこともちろん嫌でしょうがない。有限であることを理解していても、さらに具体的なカウントダウンが始まるのを受け入れられるかはまた別問題です。

 たまに「年齢的にそろそろお迎えが近い」みたいなことを冗談めいた口調で言われることがあって、僕も調子を合わせて「それは困るよ。もっと長生きしてもらわないと」と返すのですが、内心穏やかではありません。

 僕に注いでくれた愛情ーー軽はずみに使いたい言葉ではありませんがーーを全部返し切れるとは思いませんが、やっと少しは返せるくらいになったのに。
 今のところは大事に至っていないようなので、無事に済んでくれることを願います。

 

 悩みが多いタイミングで不幸が続くとウンザリしますね。何かあるんじゃないかと思うくらい。というところで、思い出しました。

 今年って厄年なんですよね。

 忘れるなと言わんばかりに不幸が押し寄せて来ていますが、純粋に迷惑でしかない。偶然でも何でも災厄に見舞われて最悪な気分です。

 

 人に相談しようとは思いません。相談してどうにかなるものでもなく、それができるほど人のことを信用していないからです。好き嫌いに関わらず、信じるにはあまりに裏切られたことが多過ぎて。善意のつもりで「相談に乗るよ」と言われても不愉快に思えるくらいーーこれは僕の側に原因があるでしょうが。性格が良くない。

 

 好きな小説のあるキャラが「助けない。人は一人で勝手に助かるだけ」という台詞をよく言っているのを思い出しました。わかるようなわからないような意味深な言葉ですよね。作中でもその真意は明言されていません。どういう意味なんでしょう。

 勝手に助かるならそれで良いし、どこからかアメコミ的ヒーローが苦境を拳でぶち壊してくれるのならばその恩恵を授かりたいところです。

 

 夜は夜明け前が一番暗い。
 雨まで降るようなこの夜がせめて夜明け前ならば、朝日を望むことができるかもしれない。

 

 何だかわかるようでわからないようなことを言ってきましたが、これでも物書きの端くれなので、煙に巻いたことを書き散らすのは得意なんです。お察しください。

 次でブログの記事が30回目なので、次回は平常運転に戻れると良いですね。確証はありません。

 ではでは、今回はこの辺で。

僕の応援ソング

 こんにちは、モンブランです。

 近頃「がんばれ」という言葉について、既にがんばっている人に「がんばれ」というのは返って失礼なのではないか、という意見がよく見受けられます。

 でも、それってちょっと捻くれ過ぎてませんか?

 確かに、もうがんばっているのにこの上更にがんばらなければならないのか、今まではがんばっていなかったのか、と言われて傷つく人も居るのかもしれません。

 けれどもそれは極端な例であり、「がんばれ」という言葉には純粋に「あなたのことを応援している」という意思が込められています。その心を伝えられて嬉しくない人は居ないのではないでしょうか。

「応援してるよ」でも良いのかもしれませんが、やはり「がんばれ」の方が通りが良いでしょう。……まあ伝われば何でも良いんですけど。

 伝えやすい言葉で相手に応援の意思を届けるのが一番良いと思います。受け取る側もその意思を汲み取って背中を押されてみるのが励みになるはずです。

 

 

 前置きが長くなった。今回は応援ソングについて話したいと思います。

 世の中最近ロクなことがありませんね。マクロなことでさえこの有り様なのに、ミクロなレベルでも気が晴れないことばかりです。

 そんな時こそ、弱った自分を奮い立たせてくれる、倒れそうな背中を押して支えてくれる応援が欲しくなります。その中でも音楽はとても効果的です。

 各人それぞれ落ち込んだ時や励まされたい時に聴く音楽があると思いますが、ここでは僕が聴いている応援ソングをいくつか紹介します。

 

 

 


いきものがかり「YELL」

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『いきものばかり~メンバーズBESTセレクション~』ジャケットより

 まずは、王道を行く「YELL」ですかね。応援ソングでもあり、卒業ソングでもあります。合唱曲として歌ったこともありますね。中学の時に3年生を送る会的なもので自分たちが歌って送り出したり、逆に送り出されたりもしました。

「さよならは悲しい言葉じゃない。それぞれの夢へと僕らを繋ぐYELL」というサビのフレーズがとても印象的です。今居る場所から羽ばたき新天地を目指す際に一番かけて欲しい言葉なんじゃないかと思います。

 僕自身は未来に対してかなり悲観的な人間なので、この曲を歌ってもらっても「そうは言っても、さよならはやっぱり悲しいよ〜(泣)」となりがちですが(笑)
 誰かに聴かせる時、あるいはもうないと思いますが歌う時には、エールが届けば良いなと願います。

 

 

槇原敬之「どんなときも。」

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『SMILING~THE BEST OF NORIYUKI MAKIHARA~』ジャケットより

 以前音楽遍歴の話をした時にも挙げていたような気がしますが、僕の幼少期、まだ言葉も話せない頃に「もー、もー、」と口ずさんでいたくらいに好きな曲です。
 言葉をこねくり回せるくらいに大きくなった今では、この曲は応援ソングの中でも同調型なのかな、と思いました。
 歌詞の中で他の誰かを励ますようなフレーズはありません。何故なら、歌詞の中の「僕」が頑張っているからです。
「僕」は決してポジティブではありません。むしろ、様々なネガティブに足を引き摺られそうになっています。「泥だらけのスニーカー」だったり、「消えたいくらい辛い気持ち」だったり。それでも、「どんなときも」「僕が僕らしくあるために」頑張る決意を歌っているのです。
 他にも、誰もが共感するようなフレーズが詞にあって、その共感が同調となり、この曲を聴く僕たち自身も頑張ろうという気持ちにさせてくれます。

 

 

本田未央原紗友里)、日野茜赤崎千夏)、高森藍子(金子有希)「情熱ファンファンファーレ(M@STER VERSION)」

www.youtube.com

 正直、今回の選曲の中での本命はこれです。7割はこの曲について話したかったと言っても過言じゃない。
アイドルマスターシンデレラガールズスターライトステージ』というソシャゲで3人のアイドルが歌う楽曲です。
 全体を通して明るい曲調と聴き手を励ます詞で統一されています。それでいて無闇に明るいだけじゃないところが好きなポイントです。
 負けそうな人、挫けそうな人に寄り添っていて、「いつだって信じてる」「一人じゃないんだ君は」というCメロ以降の詞はとても心に刺さりました。この曲がフルサイズでCD発売された頃、個人的にも辛かった時期だったのが重なって効果覿面でした。
 元気な時に聴けばもっと元気になれる、辛い時に寄り添って励ましてくれる素敵な曲です。
 ゲームでもこの楽曲をプレイすることができますが、できればフルサイズを聴いてみて欲しいです。強くオススメします。

 

 


 いかがだったでしょうか。もっと他にも有名な応援ソングはたくさんありますが、僕が紹介した曲はこれまで僕を励ましてくれた生え抜きばかりです。

 各人それぞれに自分を励ましてくれる応援ソングがあると思います。励まされるのではなく静かなバラードを聴いて浸りたい場合もあるでしょうしね。いずれにせよ、音楽ってサイコー! イェー!

 もしよろしければ、今回紹介した曲も聴いてみてくださいね。
 ではでは、今回はこの辺で!

推しラノベの話

   こんにちは、モンブランです。

 

 色々と考えるべきことがあっても考えたところでどうしようもなくて、それならば少しでも楽しいことを頭に入れておいた方が精神衛生上よろしいのかなと思うものの、結局自分を騙す自分自身は休まらないので幸運が降ってくることを祈るしかありません。

 

 それとは全然関係あるようで全然ないんですが、今回はオススメしたいライトノベルの話をしたいと思います。

 ラノベに限らず、学生の頃ってやけに読書が捗りませんでしたか? 特に高校の頃は勉強の息抜きと称して貪るように読んでいた記憶があります。

 漫画やラノベもまた然り。勉強とありとあらゆるプレッシャーに追い込まれると、精神的な逃げ道として愉快なフィクションを求めたくなるものです。

 

 その中でも僕が当時好んで読んでいたラノベを紹介します。今更薦められてもしょうがないほどメジャーな作品はなるべく避けるつもりですが、どうしても質の良さにネームバリューが伴う場合も多いので、「この作品は自分も好き」というものがあれば、一緒に懐かしんでいただければ幸いです。

 

 


谷川流学校を出よう!電撃文庫

 

涼宮ハルヒシリーズ』で有名な谷川流さんの別シリーズです。ハルヒ同様SFが絡んだストーリーですが、こちらは谷川さんがより自由に楽しく書いているような印象を受けます。
 ある日突然EMP能力と呼ばれる超能力に目覚めた少年少女たちが強制収容された学校ーー第三EMP学園から物語は始まります。学園は世間から隔離された山奥にあり、次々とおかしな事件が起こり、登場人物たちが振り回したり振り回されたりするスラップスティックコメディーです。
 作品タイトルと能力ゆえに学園に強制収容されていることから、登場人物たちが不自由を強いられているようですが、そんなことは全くありません。むしろ学園で日常的に起こる非日常を楽しんでいるようです。
 主人公は……誰なんでしょう?(笑)
 第1巻では、最強のサイコキネシスを使う妹の幽霊に取り憑かれた、何の能力も持たない男子高校生・高崎佳由季が主人公兼語り手でした。
 しかし、タイムリープ物として隠れた名作と呼ばれている第2巻では舞台が完全に学外に移り、彼は一切登場しません。
 第3巻以降は再び学園に舞台が戻るものの、三人称視点でスポットを当てられるのは佳由季の後輩・光明寺茉衣子になり、彼はほとんど影が薄くなり脇役に追いやられがちになってしまいます。
 物語としてはその方が面白く、むしろ彼の心情の移り変わりを描くために敢えてそのように扱っているのではないかと僕は思っています。
 ……正直、第1巻の時点では物語の展開の仕方が辿々しく、魅力的なキャラたちの顔見せ程度の価値しか見出せないかもしれません。
 しかし、1巻で切らないで欲しい!
 このシリーズは巻を追うごとに面白みと深みが増して行きます。
 時間移動。パラレルワールド。そして、世界そのものの仕組み。
 スラップスティックコメディーを楽しみながらSF的魅力に浸ることのできる作品です。
 古本屋で結構安く手に入ると思うので、ぜひぜひ読んでみてください。
 繰り返すけれど、1巻で切らないで! 3巻まで読んで判断して! お願い!

 

 


入間人間嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん電撃文庫

 

電波女と青春男』や『安達としまむら』で有名な入間人間さんのデビュー作です。
 小学生の兄妹失踪事件と連続殺人事件が同時に起こる田舎町が舞台。8年前にも誘拐事件が起きており、その被害者である「みーくん」こと「僕」が「まーちゃん」こと御園マユと再会し同居するところから物語が始まります。
 この小説やばいです。
 第1巻の帯でも「第十三回の電撃小説大賞の最終選考会で物議を醸した問題作」と書かれていたくらいで、結局受賞はできなかったものの大幅に加筆修正して刊行されました。
 まず、連続殺人事件が物騒ですよね。その上、小学生の兄妹失踪事件。実は失踪した兄妹は「まーちゃん」の家に居ました。おい。
「みーくん」の厭世的でどこか現実感のない語りで物語が進行するものの、作中の現実で起こる事件は血生臭いものばかり。
 彼らがこうなってしまったのは、8年前の誘拐事件にあります。詳しく言及するとネタバレになってしまうので書けませんが、少なくともただ被害に遭っただけではなく、8年前の事件がどうやって終わったのかが肝になります。
 タイトルの通り、「みーくん」は嘘つきで「まーちゃん」は壊れています。
 まともな精神でこの独特な世界観を楽しんでみてください。意外と癖になります。
 僕としては第1巻だけでも物語が成立していて十分に楽しめると思うので、試しに読んでみていただけると嬉しいです。

 

 

 


西尾維新きみとぼくの壊れた世界講談社ノベルス

 

 西尾さんの小説はライトノベルの区分に入るかどうか微妙なところですが、そもそもライトノベルの定義について考えだすと非常に面倒臭いので、この場ではとりあえずライトノベルとして扱わせてください。
 上述の『学校を出よう!』はひと昔前に流行った所謂「セカイ系」に当て嵌まる作品ですが、タイトルに「世界」を冠したこの小説は「セカイ系」ではありません。
 この小説における「世界」は登場人物たちが送る学園生活にあたります。
 妹への愛が重い櫃内様刻とブラコンの一言で済ませられない域で兄を慕う櫃内夜月。そして、様刻の友人、迎槻箱彦と琴原りりす。
 ギリギリのラインで平衡を保っていた彼らの世界は、学園内で起こった密室殺人事件によって壊れ綻びていく。
 保健室にひきこもり、集団と「わからないこと」を恐れる病院坂黒猫とともに、様刻は事件の解決に乗り出します。
 出題編と解決編がある古典的なミステリですが、事件の謎を解くと共に周囲の人間の秘密を目の当たりにし、様刻は選択を迫られます。彼にとっての「世界」を守るために。
 西尾さんの人気シリーズである『物語シリーズ』よりも更にキャラの癖が強く、ストーリーも人を選ぶものとなっています。
 ページも改行が少なめで活字の羅列の圧力がありますが、いざ読んでみるとスイスイ読めてしまいます。
 この小説から始まる『世界シリーズ』の他の作品でも、ミステリの王道を踏まえつつ新しいことに挑戦していますので、『きみとぼくの壊れた世界』共々オススメです。
 ……最終巻と予定された『ぼくの世界』いつ出るんだろう?

 

 

 


 いかがだったでしょうか? 読んだことのないラノベを紹介することができたでしょうか?

 僕としては「名前は聞いたことあるけど手に取って読んだことはなかった」という人に「気になる」と思わせたら大勝利です。

 読んだことがあるーー特に『学校を出よう!』を読んだことがあるという方は、僕の元までご一報ください。周りに読んだことがある人が居なくて寂しかったんです。自作小説の中で『学校を出よう!』のキャラから下の名前を丸々引用したキャラが居たのに、終ぞ周りから突っ込まれませんでしたし。

 

 今回のラノベの話は自分で書きながら懐かしい気分に浸れました。時間と機会に恵まれたら、再読してみようかと思います。

 

 ではでは、今回はこの辺で!

ドラクエざつだん~Ⅳ・Ⅴ編~

  こんにちは、モンブランです。
  ドラクエ5が映画化されたり(評判が怖くて観に行けてない)、ドラクエ11のSwitch版が26日に発売されたりと、今ドラクエが熱いですよね。
  僕も昔からドラクエのファンで、ちびっ子の頃から大人(?)になるまで、ずっとプレイし続けています。僕、大人になれたのかな??
  ここで折角なのでちょっとドラクエの話をしたいと思います。今さらその素晴らしさを説く訳でも、細々としたプレイ日記を書きたい訳でもなく、思い出しながらのちょっとした雑談です。
  めっちゃネタバレするので、未プレイの方は全力で回れ右してください。

 


ドラゴンクエスト導かれし者たち

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ドラゴンクエストⅣ DS版パッケージ

  僕が小学校に上がるか上がらないかの時に、父がPS版の4を買ってきて、それをやらせてもらったのが僕のドラクエの原点です。
  当時の僕はまだ小さかったのでプレイは下手で苦戦を強いられ、別データでサクサク進める父を歯噛みしながら見守っていたのを覚えています。結局PS版はクリアできずに頓挫してしまったと思います。
  それから数年後DS版を購入して、その時にはRPGの経験を積んでいたため、詰まずにクリアすることができました。
  ある程度レベルを上げてホイミンと共にサクッとピサロのてさきを倒したライアン、人数が増えても微妙にパワーが低いアリーナ・クリフト・ブライの3人旅をクリアし、5章を見据えてゴールドを荒稼ぎしたトルネコ、テーマ曲も含めてお気に入りだったミネアとマーニャ姉妹の復讐が中途半端に終わり、とうとうパッケージの絵もカッコいい主人公を使えるようになったその時!
  主人公の村が滅ぼされました。
  あの時の絶望感はすごかったですね。村の人たちや両親もみんな死んで、序章で覚えたモシャスを使って主人公を庇ったシンシア。「勇者を討ち取った」という魔物のセリフから、勇者の姿に化けた彼女の最期を想像させます。
  1人で村を出た主人公に「勇者の故郷」という切ないフィールドBGMが流れます。
  一回マジで心が折れました。
  シンシアが居た場所にはねぼうしが落ちていて、主人公が装備できないのでさっさと路銀にしても良かったのですが、彼女の形見だと思うと売れる訳がありません。僕の4の道具ぶくろにはずっと1つのはねぼうしが入っています。
  この時にはピサロ絶対ブッ○すと決意したのですが、彼は彼で愛するロザリーを人間に殺されており、魔物たちの王としても人間を許せなくても致し方ないことだと同情してしまいました。
  5章の最後で進化の秘法によって理性を失い強力な魔物となったデスピサロを倒しましたが、心は晴れません。リメイク前だとここで終わってたんですよね、酷なことに。
  しかし、PS版以降ではロザリーを生き返らせ、デスピサロを元に戻すシナリオがあったのです。
  そのおかげで、ピサロと共にロザリーの件も含めた真の黒幕であるエビルプリーストをギッタギタのメッタメタのボッコボコにすることができました。
  エンディングで何故かシンシアも生き返り大団円、気持ちよく冒険を終えることができました。
  4はシリーズの中でも特に好きな楽曲が多かったですね。どちらかといえばFC版の方が好きでしたが、ロザリーを助けエビプリをボコボコにしたいので、やっぱりリメイク版の方が良いですね。ちょっと論点ずれてるけど。
  ちなみに、一番好きな仲間はアリーナ姫です。姫なのに戦い好きで会心の一撃を連発する姿がとてもカッコ良く、戦闘でもほとんど馬車行きになることはありませんでしたね。

 

 

ドラゴンクエストV 天空の花嫁

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ドラゴンクエストⅤ DS版パッケージ

  こちらは完全にDS版でプレイしました。デボラも嫁の選択肢にあった方ですね。
  4の主人公もかなり酷い状況からのスタートでしたが、5の主人公も負けてはいません。
  目の前で自分を庇って父親が殺され、10年近く奴隷として働かされるという……。どうしてこんなに主人公に厳しいんだ。
  タイトルに「花嫁」とあるように、5の大きな要素として“結婚”があります。ビアンカ・フローラ・デボラ(DS版のみ)の中から主人公の嫁を1人だけ選ぶのです。
  フローラとデボラを選べば、その後も金持ちの義父さんからゴールドやアイテムを冒険先で貰うことができます。でも!
  僕はビアンカしか選べませんでした。
  幼い頃、レヌール城を一緒に冒険した思い出があります。
  病に倒れた父親を1人で支えるビアンカを山奥の村に残して行けるでしょうか。無理でしょう。
  それに、フローラには彼女を愛するアンディが居ます。デボラは1人でも結構悠々自適に生きていけそうなキャラです。
  でも、ビアンカには? 僕しか居ないでしょう!
  ……子供の髪の色も青より金髪の方が良いですしね。
  そんな訳でビアンカと結婚、主人公が実はグランバニアという山奥の王国の王子だったことが発覚、王座を譲られ子供が産まれるという幸せが訪れたところで、ビアンカ共々8年間石像にされる不幸に襲われます。この主人公はまともに幸せになることができないのか!
  しかし、主人公の子供たちが石像から解放してくれて、しかもその双子の片割れが伝説の勇者で、旅の目的の1つがあっさり果たされ、代わりに母マーサと嫁ビアンカを探す旅に。
  その後ビアンカを救い出すことができました。この時、主人公が石像から解放されて子供達と共にビアンカを救うまでも年月が経っているため、年上のビアンカとの年齢差が実は埋まってるんですよね。幼少時はお姉さんのように振る舞っていましたが、タメになったら遠慮なく夫に甘えて欲しいですよね。
  まあ、そういうゲームじゃないので、魔界に乗り込み母を救い、魔界の王を倒しに行くんですけど。
  父の仇であるゲマと決着をつけ、ここまでは良かったものの、折角再会した母マーサが魔界の王を止めようとしてあっさりお亡くなりになってしまいます。主人公たちに任せてくれれば良かったのに……。
  5って冒険の目的がかなりはっきりしているのに、その結末があっさりし過ぎている気がします。そこに至るまでの物語はシリーズ屈指の面白さだと思いますが。
  で、え、何? 魔界の王? ミルドラース
  終盤まで名前すらほとんど登場していなかったポッと出じゃないですか、あんなの。ゲマを倒したところでピークは過ぎてます。
  第2形態がちょっと面倒でしたが、ゴレムス(ゴーレム)などの火力の高い仲間モンスターが活躍してくれました。
  仲間モンスターといえば、5のやり込み要素の1つとして仲間になるのが難しいモンスターを仲間にする、というのがあります。
  現状、グレイトドラゴンキラーマシンメタルスライムを仲間にすることができましたが、ヘルバトラーはぐれメタルがまだ仲間にできていません。
  今でもたまにプレイしているので、そのうち仲間にしたいです。


  えーとまだ2本しか話せていないのですが、結構長くなってしまったので、今回はこの辺で。
  他のドラクエシリーズ作品についてはまたの機会に回したいと思います。
  ではではっ。

前置かない

 こんにちは、モンブランです。

 第25回の記事となりました。……この数字にこの世で一番驚いているのは僕なんじゃないかと思っています。24回もこれまで何を書いてきたのやら。
 空模様がひどく不安定だったり、残暑が続いていたりしますが、蝉の鳴き声が完全に聞こえなくなって、夏は今度こそ終わりつつあるのかなーと感じています。

 

 季節の変化といえば、最もそれに順応している生き物は当然植物でしょうけれど、無生物ならばコンビニなのではないかと思っています。
 つい先日、コンビニの広告やCMを見たところ、もうおでんや中華まんが売られていてすごく驚きました。「え、もうそんな季節⁉」と。

 いつ食べても美味しいにしても、どうしても寒い季節に売り出されているイメージが強くて、まだまだ暑くない? 早くない? と違和感を覚えることしきりです。人間の感覚よりも植物並に季節を先取りするコンビニ恐ろしや。
 ただそんな僕ですが、その恩恵に預かって、某コンビニで先日モンブランソフトをいただいてきました。
 とっっっても美味しかったです‼

 

 そもそも僕って「モンブラン」と名乗ってるじゃないですか。この名前からモンブラン好きであることを察して余りあるでしょう。
 前に僕がモンブランを食することを「共食い」と言った人が居ましたが、何も問題はありません、僕のモンブランは「モンブランを愛し、モンブランに愛された男」の略ですから。僕はモンブランであってモンブランではありませんから。つーか、共食いするモンブランって何だよ。気持ちわりーよ。

 

 まあ、名前負けしてしまうくらい、滅多にモンブランを食べていないんですけどね。7月に少し帰省した時に家族に遅ればせながら誕生日を祝ってもらった際に食べて以来です。
 一応季節モノなので、これから秋が深まると共に食べられる機会が増えれば嬉しいですね。

 

 さて、もう一方で季節に順応するものと言えば、ソシャゲもそうですよね。
 こちらは季節というよりも9月3日という日付が重要なのですが、デレステが4周年記念を迎えてそのキャンペーンが行われています。
 まず、1日1回無料10連ガシャを回せるのが嬉しいです。ガチャ欲求を満たすことができて、なおかつ限定SSRを狙えるのもありがたいです。僕も幸運にも今ピックアップされている限定SSR3人中2人を手中に収めることができました。大勝利ですね。シンデレラフェスの時に喫した敗北を拭えそうなくらい。いや、嘘、やっぱり無理、限定加蓮が欲しかった……。
 僕の北条加蓮好きは知り合いならもちろんのこと、以前書いたブログ記事を読んでいただければお分かりでしょう。
 9月5日は北条加蓮の誕生日だったため、彼女の好物であるポテトで祝いました。本当におめでとう。生まれてきてくれてありがとう。

 

 そういえば、加蓮について以前書かなかったことがあるのですが、実は僕自身と共通点があるんですよね。
 ずばり、元病弱キャラ。僕も昔は病弱だったんです。
 重病を抱えていたというほどでもないですが、季節の変わり目にすぐに体調を崩したり、熱を出したり。当時は喘息持ちでもありましたし。
 すぐに体調が悪くなるので、今すぐ死なないにしてもどうせ長生きはできないんじゃないかと、幼いながらにかなり悲観的でした。
 それが今や人並み以上に身体が丈夫になりました。病院にもインフルエンザの予防接種を除けば久しく行っていません。
 病気を理由に仕事を休んだり早退したりもできやしません。たまにならそういうこともあっても良いと思うのに。
 そんな訳で、推しに推している加蓮と自分に共通点があって自分でも驚いているくらいですが、別に加蓮が元病弱だから好きというわけではありませんからね。詳しくは以前の記事をご覧ください。僕の限界っぷりがよくご理解いただけるでしょうから。加蓮への推しっぷりは生半じゃないぞ、と。
 加蓮同様元気になった今の僕は、季節の変わり目で体調を崩している人たちのことをそのまま他人事のように見ています。
 僕は全然平気ですが、皆さんは体調に気をつけてくださいね。


 さてさて、今回のブログは一体何だったのかと言いますと、普段前置きトークで使っているような内容で記事1本分埋めてしまおうというものでした。
 いかがだったでしょうか。意外と繋げましたね。
 普段ブログを書く時は記事ごとにテーマを考えてから書くようにしていますが、その時にも前置き部分の内容は事前に考えていません。
 そして、今回も同じ。丸ごとツルッと行き当たりばったりで書きました。その分、クオリティは滅茶滅茶だったでしょう。良い気分転換にはなりましたが。普段も結構前置き部分は楽しく書いていますので。
 次回からはいつものように、柱となるテーマを据えた上で綿密な構想の下、より読みやすく伝わりやすい文章でブログを綴りたいと思います(そんな“いつも”は知らない)。
 ではでは、今回はこの辺で!