モンブランは静かに暮らしたい。

静かに暮らしたいのに、好きなことの話をすると静かでなくなってしまうブログです。

あんなこともこんなこともあったかもしれないしなかったかもしれない

 こんにちは、モンブランです。

 あらゆる形容詞が「寒い」か「眠い」に帰結しそうな今日この頃。皆様は如何にお過ごしでしょうか。

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 高垣楓さん御出演のデレステCMから始まった2021年ももうそろそろ終わりそうです。実りある日々は送れましたか?

 僕はといえば、仕事の方もプライベートの方も忙しさが極まって、ぶっちゃけた話、ブログを書く時間すらとれないくらいです。

 そこで、こんな時の為に(?)書き溜めておいた、短めのエッセイもどきをいくつか放出したいと思います。それ故、オンタイムな内容ではないかもしれませんが、そこはそれ、寛大な心で読んでやってください。

 ではでは、少し早いけれど、メリー良いお年を!

 

 

 

1 6月生まれの憂鬱

 

 6月28日が僕の誕生日である。予定日よりも早く生まれたらしい僕は、生まれたての時こそ病院で一番小柄なベイビーだったらしいのだが、今では諸星きらりさん(最新データ)と並ぶほどの背丈まで成長してしまった。東方仗助よりも1センチ高い。

 そんな僕のプロフィールはさておき、誕生日の日付に憂鬱せずにはいられない。

 まず、気候である。ジメジメしている。雨が多いかフライング気味の夏の暑さが襲いくる時期だ。僕は湿度の高い気候が苦手でしょうがない。一年で最も身体が弱体化する。よく冗談めかして「俺を倒すならばこの時期が一番良い」とか言っているが、これはマジである。皆が思っている以上に弱っているのだ。

 まず、息苦しいのがいけない。息苦しいから怠くなり、夏の暑さへの耐性もなくなり、何かをしようという気力さえ奪われ、あっという間に生ける屍の完成だ。

 取り立てて自分を痛めつける趣味はないので、初夏の時期から既にエアコンの除湿ボタンを押さずにはいられない僕である。

 生まれた時期の気候への耐性があまりに低い僕は、生き物としての能力が低いように思えてならない。

 季節感も何も関係なく「生存本能ヴァルキュリア」をまた聴いてみようと思う。

 

 

 

2 四季にあらず二季なり

 

 春夏秋冬。古典の時代から四季を売りにしてきた日本ではあるが、最近はどうもそれを疑わしく思っている。

 実際のところ、季節は夏か冬しかないんではなかろうか。

 ほんの短い夏と冬の合間や準備期間はあれど、5月の時点で既に半袖だったりもするし、夏が10月近くまで続いたかと思いきや、秋雨を経るとスイッチが切り替わったかのように、人々は「寒い寒い」と口にして上着を着込み始める。

 感受性ではなく気候の問題だろう。

 最高気温や最低気温はしょっちゅう更新される。可哀想に、地球が病んでいるのだ。

 かといって、環境保全を声高に掲げて啓発する気もないのである。そう言った活動に心血を注ぐ方々には申し訳ないが、僕が生きている間に生死に関わるレベルの気候変動が怒ることはないだろうから。

 ただまあ、終末への遠大なカウントダウに手を貸すほどの悪鬼羅刹にもなりたくないから、買い物の時にエコバッグを活用するあたりから、ちびりちびりと貢献していきたい。

 環境に優しく。お財布にも優しく。

 

 

 

3 朝ドラドララララララ

 

 朝ドラは良いぞ。

 ちゃんと見るようになったのは『スカーレット』から。『エール』はコロナによる撮影中断、脚本の短縮など悔しい思いをさせられながらも、そんなふうに思ってしまうくらいにハマっていた。志村けんさんが亡くなってしまったこともあり、小山田先生とのエピソードがかなり削られてしまっていた間は否めないが、最後の最後に撮影中のオフショットであろう志村けんさんの笑顔に救われた視聴者は、きっと僕だけではなかっただろう。

 一回休んで、『おかえりモネ』。脚本がめっちゃ良い。主題歌を歌うバンドの大ファンである後輩には心からの祝意を持ったものだ。今では聴き慣れすぎて別段意識しなくなってしまったが。

 震災から10年。当事者と非当事者の違い。変わらないものと二度と帰ってこないもの。優しく、時に痛いほど正直に描かれる脚本がめっちゃ良い。主演の清原伽耶ちゃんの中3から20代半ばの年頃の演じ分け、個性豊かなキャスト陣の中でも存在を薄れさせず物語を引っ張る姿にもとても惹きつけられる。これで成人してないって嘘だろう?

 この前から仕事が早番になってしまったせいでリアタイ視聴ができなくなったが、録画してまで観ている。

 物語もそろそろ終盤。今のうちからロスに備えておかねば。まぢむり。

 ちなみに、サブタイに特に意味はない。直前にBSで録画したジョジョ4部のハイウェイ・スター回を観ていたかもしれないが、別に関係ない。グレート。

 

 

 

 

4 20代男性、アンパンマンに夢中。

 

 地獄の早番の始まりである。このクソ寒い時期に早朝5時に起きねばならない。何たる苦行。毎朝、まだベッドに居たい自分との戦いを繰り広げ、相手の圧倒的優勢を跳ね除け辛勝し続ける今日この頃の僕。

 テレビっ子ゆえに朝食時にもテレビ番組が欠かせないのだが、平日は適当なニュース番組を流せば良いものの、土日はまるで観たいものがないのだ。テレビショッピングor釣り番組or宗教っぽい番組。択がない。そっとリタイアボタンを押しかけた僕の目に飛び込んだのは、小さい子に優しい丸い輪郭にこんがりと良い焼き色のついた肌、まあぶっちゃけた話、アンパンマンだった。

 アンパンマンなんて小さい子や、その親御さんが観るものでしょう? そんな声が聞こえてきそうだし、何なら僕もその1人だったのだが、今では立派な一視聴者である。何故なのか。

 いやね、大人になってから観てみても、意外と面白いんだよ。

 ツッコミどころが多いのが良い。放送45分目に葵の紋所が出される水戸黄門のように、苦戦はしてもスタープラチナのオラオラできっちり締めてくれるジョジョ3部のように、最後にはアンパンチで決めるアンパンマンバイキンマンもまあまあな悪さをしているので一応勧善懲悪は成立している。が、中には「バイキンマンそこまで悪いことしてなくない?」と思う回もある。バイキンマンというだけで邪険にされ、さらにムキになって空回りするのが観ていて可哀想だった。その回から得るべき教訓は、日頃の行いは良くしておけということだ。

 あとは、久しぶりに見たしょくぱんまんがナルシストキャラになっていた。こんなキャラだったっけ、しょくぱんまん様? 僕視点では、最近のサザエさんで奇人変人化に拍車がかかっている堀川くんと同じくらいの変貌ぶりである。真偽の程は定かではないが、いずれにしても彼には子どもたちとドキンちゃんにいつまでも愛される存在でいて欲しいものである。

 あとは何? カレーパンまん? 僕はアンパン、食パン、カレーパンの中ではカレーパン派だよ。良かったね。

 そんな感じで、日曜日はアンパンマンを観てから出勤する20代男性、というか僕なのであった。

 それゆけ、モンブラン