こんにちは、モンブランです。
9月になりました。先日、夏の終わりという話をしましたけれど、残暑が厳しいですね。少なくとも秋はまだ遥か遠いでしょう。
さて、脈絡もないのですが。
キャラソンって良いよね。
アニソンよりもさらに一歩踏み込んだ楽曲で、アニメやキャラクターを好きなオタクたちをより惹きつけます。
アニメの主題歌はアニメ全体の雰囲気を感じさせる曲だったり、あるいはほとんど関係を見出せないお洒落な曲だったりしますが、キャラソンは違います。
キャラソンはキャラクターに焦点を当てた詞や曲が用いられ、そのキャラクターを担当する声優さんが歌います。そのため、特定のキャラクターが好きなオタクたちはもっとその魅力に浸ることができるのです。
そんなキャラソンの中でも、少しマイナーだけど是非聴いて欲しい名曲たちを厳選して紹介したいと思います。
・「Treasure2010」杉崎鍵(cv近藤隆)
ラノベ原作のアニメ『生徒会の一存』第1期の主題歌として「Treasure」はある程度アニソンの中でも有名な曲です。そちらは生徒会の女子メンバー3人が歌っているのですが、こちらは主人公の杉崎が歌っています。
原曲とは違ったロック調になって男子らしさが出ているものの、繊細な感情を歌う詞を丁寧に歌っているのがとても好きです。
物語の内容を知っている方なら「杉崎なのにカッコいい︎」と驚くことでしょう。ただ、彼の過去を思うと結構しっくり来ます。
ドラマCDに付いているかなりマイナーな曲ですが、是非聴いてみて欲しいです。
・「うさぎになったバリスタ」青山ブルーマウンテン(cv早見沙織)
国民的アニメ(?)『ご注文はうさぎですか?』に登場する小説家、青山ブルーマウンテンさんのキャラソンです。作中での彼女の著作と同じ名前ですが、その内容はうさぎのティッピーに姿を変えたチノの祖父のことを歌っています。
普段コミカルに描かれるティッピーがゆったりとしたバラードで早見沙織さんの美声でしっとりと歌われると、なかなか胸に来るものがあります。
僕の場合、個人的な事情で祖父母の関わるセンチメンタルな内容に弱いので、聴く時によっては涙が出てきます。
国歌「Daydream cafe’」については言うまでもなく、この曲もとてもおススメです。
・「木枯らしセンティメント」戦場ヶ原ひたぎ(cv斎藤千和)&貝木泥舟(cv三木眞一郎)
『〈物語〉シリーズセカンドシーズン』の最終エピソード『恋物語』の主題歌です。放映当時、80年代を思わせる曲調と映像で話題をさらったデュエット曲ですね。
シリーズを通して「恋愛サーキュレーション」など名曲揃いですが、それは物語とキャラクターを深く理解した詞を書くmegrockさんと楽曲を作る神前暁さんだからこそ成せる技だと思います。
僕はこの曲を聴いた当初はそのギャップで笑ってしまいましたが、聴いているうちに段々と笑えなくなってきました。
戦場ヶ原と貝木のもしかしたら過去にあったかもしれないロマンスを切なげに丁寧に歌われていて、それを理解したことで他の曲にも増して惹きつけられました。
三木眞一郎さん演じる貝木のイケボも併せて必聴モノです。
・「UNLIMITED〜reloaded〜」賢木修二(cv谷山紀章)
『絶対可憐チルドレン』の脇役の男性キャラ賢木先生のキャラソンです。……この曲知ってる人居るのかな?
ベストアルバムにも入っておらず、言い方が悪いですが男性キャラの曲が寄せ集められたCDに収録されているマイナー曲です。今回紹介する中でも一番マイナーだと思います。
アニメのEDだった「Break+Your+Destiny」を歌う3人の中でも歌唱力がずば抜けていた賢木先生の他の曲を探した挙句にたどり着いた曲です。
曲名の中に「〜reloaded〜」とあるように、既に男性のメインキャラ2人が歌う「UNLIMITED〜∞〜」があり、それを前提に賢木先生が主人公である友のことを歌った曲に作りかえられたのがこの曲です。
普段の三枚目なキャラに似合わぬ圧倒的な歌唱力と歌詞・楽曲で一気に虜になってしまいました。
歌手じゃないのがおかしいくらいだと思っていたら、そう思ったのは僕だけではなかったのでしょう。賢木先生を演じる谷山紀章さんは現在GRANRODEOのボーカルとして活躍しています。
今ではGRANRODEOとして活動する谷山さんを応援していますが、僕が谷山さんの歌唱に惹かれるきっかけとなった「UNLIMITED〜reloaded〜」はとても大切な曲です。
・「ハレ晴レユカイ~Ver.キョン~」キョン(cv杉田智和)
『涼宮ハルヒの憂鬱』のED「ハレ晴レユカイ」を知らないオタクは恐らく居ないでしょう。……居ないよね?
5人の振り付けと共に女子3人の歌唱が有名な原曲を、キョンらしいダウナーな歌詞・歌の合間のツッコミ・スローペースなアコギに変えられた完全にキョン仕様の「ハレ晴レユカイ」です。
日頃ハルヒに振り回されるキョンの迷惑そうな心境が忠実に歌われていて、クスッと笑えて、杉田さんの優しい歌声に不思議と癒されます。
ツッコミを入れたり、ボヤキや悪態をついたりしながらも、最後の優しいセリフまで含めてとてもキョンらしい曲となっています。
涼宮ハルヒや原曲を知っていても、このキョンの「ハレ晴レユカイ」を知らないのはとても勿体ないです。是非聴いてみてください。
というわけで、僕のお気に入りのキャラソンをつらつらと紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
こうして並べてみて意外と男性曲ばかりなって、自分でも驚いています。
知名度よりも純粋に曲の良さを優先して紹介したつもりです。恐らくどれもYouTubeで探せば見つけられると思いますので、もしも興味を惹いたものがあれば是非是非聴いてみてください。
ではでは、今回はこの辺で!